5月8日、2006年に本学と学術交流協定を締結した中国・北京第二外国語学院より張厳(ちょう げん)副学長、楊玲(よう れい)日本語学院院長、陳氷氷(ちん ひょうひょう)アジア学院院長、劉俊偉(りゅう しゅんい)広報室室長の4名が本学の井の頭キャンパスを訪問されました。一行は渡邊卓学長、坂本ロビン外国語学部長、内藤高雄総合政策学部長、宮首弘子国際交流センター長と懇談をし、両大学間の交流について意見を交わしました。
北京第二外国語学院は外国語教育を専門とする中国有数の総合大学で、本学と長年にわたり活発な交流が続けられています。2024年度までに本学からは66名の学生を派遣し、同学院からは72名の学生を受け入れてきました。
懇談の冒頭で渡邊学長は、これまでの深い交流に感謝の意を表し、「今後も緊密な交流を継続していきたい」と述べました。これに対し、張副学長は「20年来の友人として、よりよい関係を築くために来ました。訪問できたことを非常にうれしく思う」と応じました。また、「これからはAIの時代。AIを活用して効率的な語学学習を行い、短縮された学習時間を他言語や文化、学際的な学習に充てる試みを進めている」と同学院での取り組みについても紹介しました。
懇談ではその後、本学の総合政策学部が展開するGCP(Global Career Program)や外国語学部と保健学部が連携して取り組んでいる「ウェルネスツーリズム」、同学院が他施設と手がけている「AI+言語」の研究開発など、多岐にわたる話題が取り上げられました。さらに両国における就職状況や人材不足の課題、介護現場でのAI活用などにも話題がおよび、懇談は大いに盛り上がりました。
今後は、語学分野にとどまらない多様な領域における交流、学生のみならず教員間の交流など、さらなる交流発展への期待が共有され、記念品を交換し懇談を締めくくりました。
なお、懇談後は、現在本学に留学中の同学院の学生たちとの交流会や松田剛明理事長との面会も行われ、親睦を深めました。
広報室
2025年5月12日