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The 24th International Conference on Brain Tumor Research and Therapyを開催して

参加者全員による集合写真

 2025年6月22日から25日まで、北海道の洞爺湖を望むザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパにおいて、The 24th International Conference on Brain Tumor Research and Therapy (ICBTRT 2025, https://icbtrt2025.umin.jp/) を会長として主催いたしました。この学会は脳腫瘍に関する最も伝統のある学会で、1975年にカリフォルニアのAsilomarで第1回が開かれて以来、2年おきに北米、日本、ヨーロッパの回り持ちで開催されてきました(https://icbtrt2025.umin.jp/chronicle/index.html)。

 日本で開催されるのはこれが6回目になります。その時々の最もアクティブな脳腫瘍研究者が招待されて参加するクローズドの学会で、脳腫瘍の基礎・臨床すべての分野がカバーされます。今回はアメリカでのNIH予算の大幅カットや中東での紛争の影響で直前に辞退者が相次ぎましたが、それでも北米から70名、ヨーロッパ27名、アジア・オーストラリア11名、日本61名を含む169名が参加しました。全員が1会場で口演をする伝統があるためプログラムは非常にタイトでしたが、全員の協力でほぼ時間通りに進めることができました。天候にも恵まれ、ソーシャルプログラムとしてカンファレンスディナー、エクスカーションに加えて、日本の夏祭りをイメージしたJapan Nightで大いに盛り上がり、大変好評でした。日本開催ということで、従来よりも海外からの参加者が多く集まりましたが、充分期待に応えられたのではないかと思います。最大の目的だった日本と海外の研究者の間の交流も進み、ICBTRT 2025は成功裡に終了しました。

病理学教室 特任教授 市村幸一

(上段)開会式中の会場の模様。(下段左)閉会式後の運営チームの写真。左から西川先生(副会長)、市村(会長)、松下さん(本学病理学教室)、高見先生(事務局長)。(下段右)ホテルから望む洞爺湖

2025年7月8日