6月21日(土)医学部・統合生理学教室(大木 紫教授他)の体験実習が三鷹キャンパスで実施され、埼玉栄高等学校の生徒17名が参加しました。
まず、始めに埼玉栄高等学校卒業生である、現医学部5年生の鎌田紬さんから杏林大学での学びと歓迎の言葉が述べられました。
体験実習では、「心電図」「視野」「脳波」の3つのグループに分かれ、それぞれの項目について実習を行いました。
心電図の測定では、電極の位置や貼り付ける順番など、初めての工程ばかりで始めは緊張をしていましたが、手順を丁寧に確認しながら12誘導心電図の計測を行っていました。
視野の測定では、ゴールドマン視野計を使用して、視標の色や位置、方向などを調整しながら、視野(視野の中で光が見える範囲)を測定しました。
脳波の測定では、電極を頭部につけ、オシロスコープ(脳波計)の記録感度の調整をし、測定を行いました。記録紙に印刷された各自の脳波を見ながら、目を開けた通常の覚醒状態で表れるβ波や目を閉じリラックスした状態で表れるα波などが記録された箇所を興味深そうに眺めていました。
参加した生徒の中には、将来医学部を志望している生徒もおり、今回のような実習を通して医療の現場に少しでも触れることで、より一層進路への意識が高まった様子でした。中には「近い将来、杏林大学で学ぶことを目指している」と語る生徒もおり、夢の実現に向けた第一歩となれば幸いです。
2025年7月9日