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杏林大学、ISSに滞在する大西・油井宇宙飛行士の健康管理を支援

杏林大学(東京都三鷹市、学長 渡邊卓)は国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の大西卓哉宇宙飛行士および油井亀美也宇宙飛行士の健康管理を支援します。

健康管理運用業務は、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した契約業務で、内容は栄養管理、運動・生理的対策、精神心理支援、放射線被ばく管理など多岐にわたるもので、各分野で高い専門性をもつ、杏林大学を含む複数の大学・企業が日本人宇宙飛行士の健康管理を総合的に支援します。

杏林大学では、保健学部の柴田茂貴教授、門馬博講師、松嶋真哉学内講師(いずれもリハビリテーション学科理学療法学専攻)、医学部の堀野雅祥助教(救急医学教室)が運動・生理的対策を担当します。ISS滞在中から帰還後のリハビリテーションまで、大西・油井両宇宙飛行士の身体機能の維持向上を図るべく、専門的立場から運動プログラムを監修します。

帰還後のリハビリテーションを理学療法士の立場から現地で支援する門馬博講師は、「理学療法士の専門性を活かしながら、運動・生理的対策チームの一員として大西卓哉宇宙飛行士のリハビリテーションを支えたいと思います」と話しています。

大西卓哉宇宙飛行士と油井亀美也宇宙飛行士©JAXA
パートナー企業団体一覧(*ロゴ掲載の許可を得ている一部団体のみ掲載)

■日本人宇宙飛行士ミッションにおける健康管理運用業務の概要

日本人宇宙飛行士に対して、各種訓練やミッションを安全かつ確実に遂行するための健康管理が行われています。特にISS長期滞在中は、微小重力・閉鎖隔離・宇宙放射線被ばくなどがもたらす健康影響リスクを最小化するため、地上から健康状態のモニタリングや評価、対策が行われます。また帰還後には、日常生活への早期復帰と飛行前の体力水準への回復を目的としたリハビリテーションが計画的に行われます。

■各大学・企業の主な役割(2025~2030年度)

2025年8月5日