
医学部5年 荻野修平さんが、第200回日本胸部外科学会 関東甲信越地方会で「医学生による発表奨励賞」を受賞しました。
1948年に創立された日本胸部外科学会は、胸部外科学の進歩と普及に貢献し、学術文化の発展と国民の医療福祉に寄与することを目的とし、8,000人を超える会員を有する歴史ある学会です。関東甲信越地方会は、心臓血管外科、呼吸器外科、食道外科の3分野の外科医が一堂に会し、領域を越えて技術の研鑽を行うとともに、研修医や医学生など次世代の若者が学ぶ機会として、年3回開催されています。
3月7日に京王プラザホテル(東京都新宿区)で行われた本会で、荻野さんは、「Eclipsed MRに対しMVRを施行した1例」を発表し、「医学生による発表奨励賞」を受賞しました。
荻野さんは、「まず初めに、この場をお借りし、この度の学会発表に際してご指導・ご協力を賜りました稲葉雄亮先生ならびに杏林大学医学部付属病院心臓血管外科の先生方に、心より御礼申し上げます。
本演題で扱ったテーマは非常に稀な病態であり、手術見学から学会発表に至るまで、多くの貴重な経験をさせていただきました。これまでの授業で得た知識にとどまらず、自ら論文を読み、主体的に情報収集を行う経験は、今後の学びや将来において大きな糧になると感じています。学生の段階からこのような貴重な機会をいただけたことに感謝し、今後もより一層勉強に励んでいきたいと思います。」と話しています。
指導を行った稲葉雄亮助教は、「荻野先生とは、クリニカルクラークシップで東京に不在の時期がほとんどの中、準備を進めたため、ほとんどをWeb会議で指導いたしました。いかなる環境でも準備は可能なのだと実感しました。
初めての学会発表は想像以上に負担が大きく、やらない理由を挙げようと思えばいくらでも挙げられます。ただ、それでも取り組んでやり切った時にしか得られない達成感があります。
指導する立場としても、初心者を教えることは簡単ではなく、こちら側の負担も小さくありません。しかし、その過程で見せてもらえる変化や成長を、こちらも楽しませてもらっています。
医師になれば、学生時代よりも忙しい状況の中で同様の準備を行うことになります。学生時代に一度、学会発表を経験しておくことをおすすめいたします。
今回の荻野先生の発表が素晴らしかったのは当然ですが、学会発表をやると決めた心意気こそが、最も評価されるべき点だと考えています。」と話しています。

2026年3月31日