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研修医の大西先生、深江先生の論文が杏林医学会誌に掲載

 先月 医学部を卒業した大西杏佳先生と深江桃先生が6年次の在学中にそれぞれ発表したの論文が杏林医学会誌57巻1号に掲載されました。

 大西先生の論文は、「不明熱、腹水、血小板減少を呈し診断、治療に難渋したC 型肝硬変併発したTAFRO 症候群の1 例」で、消化器内科学教室の森久保 拓助教の指導のもと執筆されました。
 掲載にあたり大西先生は、「今回、C 型肝硬変を合併し診断・治療に難渋したTAFRO 症候群の症例について、学会発表を経て論文化するという貴重な経験をさせていただきました。本症例は、不明熱、腹水、血小板減少といった多彩な臨床所見を呈しており、TAFRO 症候群と肝硬変に共通する症状とそれぞれに特徴的な所見を整理し、早期診断に至らなかった要因や、どの段階で鑑別に挙げるべきであったかを中心に考察しました。
 また学会での質疑応答のやりとりや、論文化を通じて、稀少疾患における疾患認知の重要性や、限られた情報の中で治療方針を決定する難しさ、そして多診療科の視点を統合して検討することの大切さを強く実感しました。
 本論文の執筆にあたり、久松理一教授、森久保拓先生をはじめ消化器内科学教室の先生方に多くのご指導をいただき、心より感謝申し上げます。来年から初期研修医として臨床に携わるにあたり、今回学ばせていただいたことを大切にしながら、日々一歩ずつ成長していきたいと考えております」と話しています。

 深江先生の論文は、「小腸炎の鑑別を要したビーポーレン(蜂花粉)摂取によるアナフィラキシーの一例」で、消化器内科学教室の荻原良太助教の指導のもと執筆されました。
 掲載にあたり深江先生は、「昨年4 月に学会発表した症例について、論文としてまとめるという貴重な経験をさせていただきました。本症例は国内での報告が乏しいことに加え、非典型的な経過を辿った症例であったことから、病態考察には苦戦し、完成までに時間を要しましたが、最終的には論文として形にすることができました。作成過程では、専門性の高い内容も多く、自身の知識や力不足を実感し、思うように進まず苦労することもありましたが、その都度先生方に丁寧なご指導をいただき、最後まで支えていただきながら、完成へと進めることができました。
 今回の経験を通して得た学びを糧に、今後も成長していけるよう精進してまいります。学生のうちに学会発表から論文作成までの一連の過程を経験させていただけたことに、心より感謝申し上げます。久松理一教授、荻原良太先生をはじめ、ご指導くださった先生方に深く御礼申し上げます」と話しています。

  

   

≫杏林医学会誌57巻1号 掲載論文
「不明熱,腹水,血小板減少を呈し,診断,治療に難渋したC型肝硬変を併発したTAFRO症候群の1剖検例」 大西杏佳
「ビーポーレン摂取後に小腸炎様所見を呈した食物性アナフィラキシーの一例」 深江 桃

2026年4月2日