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第12回「へき地医療見学」南会津町の医療現場を医学部生が学ぶ

 本学医学部「統合医療研究部」に所属する学生4名が8月5日(水)〜6日(木)、福島県南会津町の舘岩愛輝(たていわまなき)診療所で「へき地医療見学」に臨みました。常勤医の山田 仁医師1名で運営されているこの診療所で、学生たちは外来診療や訪問診療の見学などを通して、へき地医療の現状を学びました。

 南会津町は、886.5k㎡という広大な面積(森林の占有率92%)に対して、人口が12,763人(2026年8月)という山間部へき地で、住民の43.7%越が65歳以上の高齢者です。医療機関は舘岩愛輝診療所を含め7施設(へき地医療支援病院1施設、診療所6施設)のみで、近郊の住民でも自家用車で30~40分程かけて通院しています。

 「へき地医療見学」は、岡本博照 保健学部教授(当時、医学部学内講師)の紹介で2012年に始まり、今年度で12回目を迎えました。体験した学生たちは、現在医師となり、内科、小児科、精神科、総合医療、救急医療などの各分野で活躍しています。また、今回の見学では卒業生である、救急医学教室の相澤陽太助教が引率者として参加しました。
 今回参加した統合医療研究部 部長の妹尾琉都さん(医学部3年)は「へき地での医療を医師一人で支えておられる山田先生の姿に深く感銘を受けました。内科患者の診察のほか、腰痛、ハチ刺傷や火傷処置など多様な外来診療を行われている様子から、都心の専門医とは異なる医師像の必要性を実感しました」と感想を述べました。
 引率者として同行した相澤助教は「かつて見学させていただいた私が医師として引率し後輩たちを指導できたことに感無量です。長年、へき地医療見学の機会を与えてくださった山田所長ならびにスタッフの皆様に心より感謝しております」と話しています。

左から、霜上歩里(M1)、長内春香(M1)、佐々木陽子(M1)、山田 仁 所長、妹尾琉都(M3)、相澤陽太医師
左下腿骨折高齢者(オルソグラスで患部固定)の救急搬送
学生同士での血圧測定
診療所併設の介護老人保健施設で提供されているペースト食体験

統合医療研究部顧問            
医学部衛生学公衆衛生学教室 准教授 吉田正雄
      引率者                  
保健学部(医学部兼担)教授 岡本博照   

2026年8月20日