総合政策学部 法律政治学科 |
総合政策学部法律政治学科では、教育目標を達成するため、卒業時点までに獲得すべき能力を以下のように定め、これらをすべて修得したと認められる学生に、学士(法律政治学)の学位を授与する。 (1)多角的な視野 社会が内包する諸問題を、多角的視点から発見・理解・分析・考察できる。 (2)地域・国際社会に通じる実践力 地域・国際社会の一員として自己の役割を、実践的な学びを通して、理解できる。 (3)幅広い教養 高い倫理感を持ち、ある特定の分野のみに限定されない、偏りのない、幅広い教養と知的好奇心とを身につけ、社会で活躍できる。 (4)学際的視点からの考察に必要なそれぞれの分野の専門的な知識 学際な視点を持って問題を解決するための軸となる専門知識を修得し、活用できる。 (5)コミュニケーション・コラボレーション能力 自己の発見した問題の本質的理解、客観的分析結果を他者に適切に伝えるとともに、他者の意見を傾聴しつつ、協働的に問題解決に取り組むことができる。 (6)データ分析・活用能力 情報技術と社会システムの理解をもとに、高度情報化社会で必要な情報の利活用能力を修得し、社会における諸問題を発見し解決できる。 (7)ライフ・デザイン・スキル 社会における個人の果たすべき責任と役割を認識し、自己の進むべき方向性を見定め、社会生活・経済生活を営むことができる。 |
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総合政策学部 法律政治学科 |
総合政策学部法律政治学科では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる能力などの修得のために、ベーシック科目、学部共通科目、学科専門科目、専門演習科目(演習・卒業演習、学際演習・学問領域別演習、特別演習、プロジェクト演習、海外演習から構成)、導入教育科目、一般教養科目、外国語科目、キャリア関連科目、プログラム科目を順次的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施する。それぞれの区分に科目内容による系統を置き、段階的理解度を高めるため、「学習目標」および、学年進行と履修科目との関係を示したうえで、科目間の関連や科目内容の順次性を番号で表現する「科目ナンバリング」を行い、ディプロマ・ポリシーとの関係を「カリキュラム・マップ」で確認できるようにする。さらに、模範的な科目構成を「履修モデル」として明示する。単位制度の実質化を図るため、履修可能上限単位を適切に設定する(CAP制)。また、学生が学修に専念し安定した学生生活を送ることができるよう担任制度を設け、丁寧な学生支援を行う。 教育内容、教育方法については以下のように定める。 (1)教育内容 (1-1)大学での学びへの円滑な導入を図るために ・学士課程へのスムーズな移行のための初年次教育として、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践できるように少人数クラスの科目「プレゼミナール」を配置する。 (1-2)多角的視野を涵養するために ・ひとつのテーマを巡り異なる専門分野の複数の教員が多角的な視点でテーマをとらえ、授業を進めていく「学際演習」を配置する。 (1-3)地域・国際社会に通じる実践力・幅広い教養を身につけるために ・地域・国際社会の一員として自己の役割を、実践を通して認識し、高い倫理観を持ち、幅広い分野にわたって教養を養うための科目を配置する。 ・地域における課題や問題点を見出し、大学での学びを役立てながら解決策について検討する力を身につけるための科目を1年次から配置する。 ・「ベーシック科目」群および導入教育を通じて、さまざまな社会科学諸分野の概要を学ぶ。 (1-4)学際的な視点を持って問題を解決するための軸となる専門知識を身につけるために ・学部に共通して求められる基礎的な知識を身につけるための学部共通科目と、学科ごとの応用的な知識を身につけるための専門科目に分類し、順次性に配慮して配置する。 ・社会を制度の視点から捉え、法律、政治、国際政経、福祉政策の各専門分野を総合的かつ学際的に学ぶことにより、グローバル社会における様々な問題を多面的に把握分析し、課題発見から実践的に解決するための知識と能力を修得する。 (1-5)コミュニケーション・コラボレーション能力を育むために ・社会の問題に自ら気付き、客観的な分析と高い意欲を持って問題を解決する経験をし、他者とのコミュニケーションを通じて実践的な問題を発見し、その解決に取り組む「演習」、「卒業研究」などを配置する。 ・グローバル社会において必要なコミュニケーション能力の修得のために、外国語科目分野に複数の科目を配置し、国際的視野でのコミュニケーション能力の開発を図る。 (1-6)データ分析・活用能力を身につけるために ・高度情報化社会における情報の利活用の能力を修得するための科目を配置する。 (1-7)自分のキャリアを描く能力を身につけるために ・働き方が多様化し、人生100年時代を迎え、大学卒業後のキャリア形成を考えるために必要な知識と教養を習得するとともに、実践するためのスキルを醸成することを目的として科目を配置している。まず、多様な働き方や労使問題などの現状のほか、マネープランとライフイベントを含めたキャリア形成のために必要な基礎知識を習得する。 次に、社会で活躍する様々な人々の知見に接し、ロールモデルを知ることで自らのキャリア形成をより具体化させることを目的としており、インターンシップによる就業体験に必要な基礎力を養う。さらに、面接やグループ・ディスカッションといった実際の就職活動を疑似体験するとともに、実際の進路選びに必要な知識を習得し、キャリアプランを完成させるよう科目を配置している。 (2)教育方法 (2-1)学際性を重視した教育を行うために ・ベーシック科目7科目のうち、4科目を選択必修とし、さまざまな分野に関してその概要を修得させる。 ・専門科目の履修に際しては、各学科の専門科目を、横断的に履修できるようにする。 (2-2)社会のグローバル化への要請に対応するために ・ネイティブの教員、英会話等、実践を重視した英語教育を行うため、グローバル・キャリア・プログラムを置く。なお、このプログラムに参加しない学生にも、希望に応じてそのプログラム内の科目を履修する機会を設ける。 (2-3)高度情報化社会に対応するため ・進展する情報化社会の基幹となる情報技術と社会システムについて理解し、かかる技術をビジネスに活用できる高度な能力を身につけるための科目を体系的に配置する。また、このような能力を体系的に修得するためのプログラムとして、データ・デザイン・プログラムを置く。 (2-4)地域社会に有為な人材を育成するために ・多様化する地域社会の需要に応え、地域課題を発見し、合意形成をデザインし、課題解決を行う有為な人材をするための科目を体系的に配置する。かかる人材を育成するためのプログラムとして、コミュニティ・ベースド・ラーニングを置く。 (2-5)高い問題発見・解決能力と自己表現力・情報発信力を修得するために ・問題発見・解決能力・自己表現力・情報発信力を修得できる能動的学修(アクティブラーニング)方法を取り入れた科目を積極的に導入する。 |
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総合政策学部 法律政治学科 |
総合政策学部法律政治学科は、本学部の理念・目的を理解し、その達成に真摯に取り組む意欲のある人材を求めている。具体的には、次のような資質を持つ学生を求めている。 (1)求める学生像、資質 (1-1)多角的・複眼的視点に立って、社会の仕組みやあるべき政策に関する諸問題を、把握・分析・解決しようとする意欲を持つ人 (1-2)様々な問題を理解し、問題解決のために必要な能力の土台となり得る科目の基礎を修得している人 (1-3)様々な考えなどを的確に理解したり、適切に人に伝えたり、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を持つ人 (1-4)社会人として求められる基礎的な能力や知見を身につけ、卒業後に社会において積極的に活躍する強い意志と意欲を持つ人 (1-5)法律・政治・国際関係・福祉・経済・経営および会計の分野を中心に、多角的視点から問題を把握・分析・解決することに意欲を持ち、広く社会に貢献することを目指す人 (2)求める学習成果 「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)及び「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能や能力を備えた人を求める。 (2-1)入学後の修学に必要な基礎学力としての知識や表現力・技能を有している。(知識・理解・表現力) ・高等学校で履修する国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。。 ・基本的な日本語運用力と表現力を身につけている。具体的には、文章読解力、課題に応じた内容をまとめる力などの表現力を身につけている。 (2-2)知識・技能を活用して、自ら問題を発見し、その解決に向けて物事を多角的視点から論理的に考察することができる。(思考力・判断力) (2-3)自分の考えや知識、経験などを的確に表現し、伝えることができる。(技能・表現力) (2-4)社会の仕組みやあるべき政策に関する諸問題に深い関心を持ち、社会に積極的に貢献する意欲がある。(関心・意欲) (2-5)積極的に他者と関わり、多様な人々との対話を通して相互理解に努めようとする態度を有している。(態度・主体性・多様性・協働性) |
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