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協定校の天津外国語大学が本学を訪問

 本学の協定校である天津外国語大学のご一行が、5月27日に井の頭キャンパスを訪問されました。
本学と天津外国語大学は2004年に学術交流協定を締結し、以来21年間、交流を続けてきました。

 このたび訪問されたのは朱鹏霄(しゅ ほうしょう)副学長、張占奇(ちょう せんき)国際交流センター長、王耀振(おう ようしん)日本語学院日本文化学部副主任の3名で、本学の渡邊卓学長、坂本ロビン外国語学部長、内藤高雄総合政策学部長、宮首弘子国際交流センター長と懇談し、両大学間の交流と教育について意見を交わしました。

 冒頭の挨拶で渡邊学長は「外国語教育で中国屈指のレベルを誇る天津外国語大学と長きにわたり交流ができていることを光栄に思っている」と述べられ、同大学から優秀な学生を派遣くださっていることに謝意を表しました。日本語を専門とする朱副学長は、本学の塚本慶一・元教授や金田一秀穂名誉教授が同大学を訪問した際に会食をしたことがあり、「深いご縁がある杏林大学を訪問することができたことをうれしく思う」と流暢な日本語で応じました。

 また、中国の高等教育に関する動向として「AIの発展にしたがい重点が語学教育から複合的人材教育に移っており、語学を学ぶのではなく語学で専門分野を学ぶことが重要視されるようになってきている」と紹介され、「そのため、2+2(本学における学部3年次転入)留学や大学院留学の需要が高まっている」と説明されました。本学からは、総合政策学部において複合的視点を持って社会問題を解決する教育を重視していること、外国語学部において医学部や保健学部と連携したウェルネスツーリズムの教育を行っていること、国際協力研究科において先の2学部の学びを融合し発展させた研究を行っていることを紹介しました。本学が提供する教育が天津外国語大学のニーズに合致していることから、本学への留学生派遣を積極的に進める意向が伝えられました。最後に、記念品の交換を行い、締めくくりました。

 懇談の後、来訪された先生方は本学に留学中の同大学の学生たちと面会して交流し、その後は松田剛明理事長を交えた会食に参加して親睦を深めました。

2025年6月3日