受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

2024年春出発 イーストサセックスカレッジ 留学体験記

体験記

外国語学部 観光交流文化学科

沖本 旺次郎

渡航期間:2024.4~2025.2

私はイーストサセックスカレッジ・ルイス校に2024年4月14日から約10か月間留学しました。私は幼い頃から海外に関心があり、文化、音楽、言語など様々な事を学びたく、大学に入る前から留学を視野にいれていました。そして大学1年生の終わり頃から留学に向けて本格的に準備を始めました。

しかし、留学までの日数が迫れば迫るほど、不安が大きくなりました。「現地でしっかり生活できるだろうか」、「英語はうまく喋れるだろうか」、「現地の文化に適応できるだろうか」など不安を挙げればきりがないほど心配でした。しかし実際にイギリスへ行ってみると日本とは違う景色が広がっており、留学前に抱えていた心配は吹き飛んでしまうほどでした。

授業初日、数時間前についたばかりの国での初めての授業。午前中にオリエンテーションを行い、午後からクラスに入って授業が始まりました。正直先生が言っていることは6割程度しか理解することができませんでした。そして、最初の1週間はとても早く過ぎました。おそらく慣れようと必死になっていたため、時間を忘れて生活していたからだと思います。

1か月が過ぎていくと先生の言っていることや授業の仕組みを理解することができました。留学が始まって5か月が経つ頃には自分から意見を言い、日常生活を難なくこなせるほどにまで成長していました。それと同時に現地の人や様々な国の人とのコミュニケーションを取ることに対する不安や恐怖心がなくなりました。今考えるとこれは私自身にとって非常に大きな分岐点だったと思います。なぜなら、世界中に様々な人種や国の友人を作ることができ、お互いの文化や言語の違いを実際に感じることができたからです。当初の留学の目的の1つでもあったため、これらを実感できたときはとても嬉しく、「留学に来てよかった」そう思いました。

 しかし、日本で生活をしていた時よりも多くの挫折も経験しました。1番の挫折は言語の壁を感じた時です。言いたいことをうまく伝えられなかったり、話したくても咄嗟に単語が出てこなかったりと、いくら努力していても言語の壁が私を追い詰めていた時期がありました。そのように感じた時はいくら頑張ろうとしても集中することができませんでした。

そんなときは、まず自分と向き合い、支えてくれる同じ日本人の友達に日本語で相談をするなどして、自分自身をコントロールすることが大切だということを学びました。そして以前は理解ができなかった単語の意味が分かった時や、難易度の高いディべートに参加して自分の意見が言えた時には自分の英語力が向上したことを実感し、達成感でいっぱいになりました。

 この約10ヶ月間の留学を通して英語を学べたのはもちろんですが、様々な国の人と関わり、様々な価値観に触れ、人間として成長できたことなどを含めて、私の大きな財産になったと思います。この留学で得たものを無駄にせず、今後の人生に活かしたいです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

体験記

総合政策学部 総合政策学科

 石木 秀磨

渡航期間:2024.4~2025.2

 私がイギリス留学を決めた理由は、以前からイギリスの文化に興味があり、実際にイギリスに行って生活し、理解を深めたいと思ったからです。

10ヶ月のイギリス生活は、自分にとってかけがえのない時間でした。私は今回の留学が人生初の海外だったこともあり、異文化に適応するのに苦労しました。特に最初の頃は、慣れない環境、イギリス特有のマナー、ルールに戸惑い、心が折れることが多々ありました。しかし、1か月も経つ頃にはイギリスの生活に慣れ、友達もたくさんできました。

渡航前、「イギリスの料理は美味しくない」という話をよく聞きました。個人的な意見としては、そこまでひどいとは思いませんでした。フィッシュアンドチップスなどおいしい料理もたくさんあり、食事で苦労した経験はほとんどありませんでした。聞いた話によると、最近のイギリスでは、伝統的な料理を大事にしながらも、世界中の食文化を積極的に取り入れているそうです。そのため、イギリスでは国際色豊かな料理をたくさん食べることができました。

授業では、先生が生徒を飽きさせないような工夫をしてくれました。ただ座って授業を受けるだけではなく、実戦形式の英会話や、ゲームを取り入れるなど、能動的に学べる授業スタイルでした。また、私のクラスは留学生向けで、アジアやヨーロッパ、南米など、様々な国から学生が英語を学びに来ていたため、多様な価値観を持つ学生たちと一緒に授業を受けることができ、それぞれの国の文化やバックボーンを同時に知ることができました。

寮にも様々な国の学生が住んでいたので、お互いの国の伝統料理を振る舞いあったり、一緒に映画を見たり、毎日新しい発見であふれていました。

私はルイスという小さな田舎町に滞在していたのですが、そこはとても治安が良く、夜中に一人で出歩いても全く問題がないくらい安全な町でした。住んでいる現地の人やお店の店員もとても穏やかで優しい人が多く、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。夏の平均気温が20度くらいだったので、生活するのにとても快適でした。

イギリスで最高な時間を過ごせたのは、周りの人たちの支えがあってこそのものだったと思うので彼らには心から感謝しています。この経験をこれからの人生に生かせるように頑張っていきたいと思えるような留学生活でした。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

体験記

外国語学部 英語学科

 田中 聖来

渡航期間:2024.4~2025.2

まず初めに、約10カ月間の留学生活ができたのは親をはじめ、国際交流センターの職員の方、留学仲介業者の方、留学先のホストファミリーや学校の先生など様々な人からの支えがあったからだと思う。そのため、私に関わってくださったすべての人々に、心から感謝したいと思う。ありがとうございました。

私は、今回の留学は概ねうまくいったと考えている。イギリスに到着したばかりの頃はとても緊張しており、このまま10カ月間乗り越えられるか不安だった。しかし、次第に現地での生活に慣れ、次第に順応していった。夏休みが始まるまでの約4カ月間は、英語に対するモチベーションがとても高く、常に英語に触れる環境を自分で作り出し、英語力を伸ばそうと取り組んでいた。

しかし夏休みに入ると平日に毎日あった授業がなくなり、クラスメイトのほとんどが母国に帰国し、現地の友達も旅行に出かけてしまった。そのため、これまで関わってきた人たちが周りからいなくなってしまい、大きな喪失感を感じた。その頃は英語に対するモチベーションはほとんどなくなってしまっていた。そんな苦しい夏休みが終わり、授業が再開するとモチベーションは徐々に回復していった。しかし今度は授業を担当してくれていた先生が体調不良を理由に授業再開後長期休暇に入ってしまった。そこでまたモチベーションが低下し、スランプに陥った感覚だったが、気持ちを切り替え英語の勉強に励んだ。

英語力は確実に伸びたと実感している。スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの四技能の全てが格段に成長した。特にスピーキングとリスニングは大きく成長したと思う。英語の能力は当初と比べると成長はしているが、現地の方と会話をする際に理解ができない時、言いたいことが上手く言えない時があるので今後も英語を学び続けたいと思う。

悔いが少し残る点として挙げられることは、もう少しネイティヴの人たちと関わりたかったことだ。クラスメートは留学生のみで構成されており、なかなかネイティヴの人と関わることが少ない。それが私の中での唯一の後悔である。また留学に行く機会があるとすれば現地の人と話す時間を増やし、生の英語を習得したい。

これから留学をする人にメッセージを残すとすれば、留学が終わってひとつも後悔をしない留学にしてほしいと思う。いろいろなことを経験し様々なことに影響を受けると思う。「留学をして良かった」と思えるように何事も考えて行動し、自身の目標が達成できることを期待したい。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

体験記

外国語学部 英語学科

 鈴木 美那

渡航期間:2024.4~2025.2

私は昔から海外に憧れがありました。映画やドラマで見る外国の風景や生活にワクワクし、いつか自分も異国の地で暮らしてみたいと思っていました。しかし、現実は甘くなく、私は英語が全くできませんでした。簡単な単語や挨拶は知っていても、いざ会話になると全く言葉が出てきませんでした。そんな状態でしたが、私は大学3年次にイギリス・イーストサセックスカレッジに10か月間の留学することを決意しました。

カレッジでは、寮で生活しました。寮にはフランス人、イタリア人、中国人、韓国人などまさに多国籍な学生が暮らしていました。最初のうちは、周囲の人が話す英語が全く聞き取れず、ただ微笑んで相槌を打つだけの日々でした。「自分だけ会話に入れない」「何を話しているのか分からない」という状況に落ち込みました。でも、そんな私を気にかけてくれる寮の友達がいました。

「言葉が分からなくても、一緒にいれば楽しいんだよ!」

そう言って、みんなは私をゲームやお茶会、映画鑑賞に誘ってくれました。最初は戸惑いましたが、一緒に過ごすうちに少しずつ単語が聞き取れるようになり、簡単なフレーズで返せるようになっていきました。

カレッジの授業は、日本とは全く違い、ディスカッション中心でした。先生が一方的に話すのではなく、学生同士が意見を交換するのが基本です。もちろん、最初は何を話しているのか分からず、発言する勇気もありませんでした。でも、「間違えてもいいから話してみよう」と決意し、勇気を出して発言したとき、先生が「Good point!」と笑顔でうなずいてくれました。その瞬間、「伝わった!」という感動が自信へとつながりました。

それからは、授業でも積極的に発言するようになり、先生やクラスメイトとの会話も増えていきました。

また、留学を通して、たくさんの友達ができました。寮の仲間やクラスメイトなど気づけば「英語ができない」と悩んでいた私が、毎日のように友達と出かけたり、おしゃべりを楽しんだりしていました。英語は完璧ではなくても、「話したい」という気持ちがあれば、相手も理解しようとしてくれる。そんな経験を積むことで、私は大きく成長しました。

英語が全くできなかった私が、10か月後には英語で友達と冗談を言い合い、スムーズに会話ができるようになっていました。もちろん、まだまだ学ぶことはたくさんありますが、「伝えようとすること」が何より大事だと実感しました。

この留学は、ただ英語を学ぶだけでなく、自分の殻を破り、世界を広げる経験になりました。憧れだった海外生活は、想像以上に大変でしたが、それ以上に素晴らしい時間となりました。これからもこの経験を活かして、新しいことに挑戦していきたいと思います。

2025年10月14日