体験記
外国語学部 英語学科
古屋 優真
渡航期間:2024.4~2024.8
2024年4月7日、私は初めて日本を飛び立ち、カナダに降り立ちました。全てが未知で、日本語も通じないこれまでとは全く異なる環境に、ワクワクする気持ちもありましたが、不安でいっぱいでもありました。しかし、ホストファミリーや日本人ルームメイトに温かく迎え入れられ、初日は軽くディナーをとりました。少し会話を交わしたものの、長旅の疲れが体に残っていて、翌日のオリエンテーションが8:30からと早かったこともあり、18:30にベッドに入り、そのまま眠ってしまいました。
カナダで迎えた最初の朝。起きてキッチンへ行くと、「lunch for Yuma」というメモと、タッパーに入ったチキンとライスが置いてありました。その後、カナダ人のホストマザーがやってきて、往復のバス代の4ドルを渡してくれました。さらに、バスの乗り方や大学への行き方、ビクトリアの街について、英語に慣れていなかった私にとても丁寧に教えてくれました。
ホストファザーはアメリカ人で、いつもゴルフをしたり、夕食のときにはマザーと軽い口喧嘩をしたり、汚い言葉やわがままも言うような、とても元気な“fun guy”でした。しかし同時に、奥さんへの愛や感謝、そして私たち日本人へのリスペクトや気遣いをたくさん感じることができ、初日から「素晴らしいホストファミリーに恵まれた」と確信し、それまで感じていた不安はほとんどなくなったことを鮮明に覚えています。
学校では、生徒の過半数が日本人や韓国人などのアジア人でした。他にも様々な国の人がいましたが、ヨーロッパ系の人は一人も見かけませんでした。主にメキシコ、グアテマラ、コロンビアなどの中南米出身の学生が多く、個人的には彼らはいつもニコニコしていて、とても親切で優しい人たちだという印象が残っています。その中の一人であるメキシコ人の友達には、繁華街を案内してもらったり、パーティーに招待してもらったり、ジムで一緒にトレーニングをしたりと、たくさんお世話になりました。
大学にあるバスケットボールコートに行くと、中学生から大人まで様々な世代・国の人がバスケをしていて、毎回のように一緒にピックアップバスケをして、たくさん友達を作ることができました。バスケットボールをしていて本当によかったと感じましたし、個人的に留学生活の中で最も充実した時間を過ごせたと思っています。
バンクーバーに旅行へ行ったこと、パブに行ってたくさんお酒を飲んだこと、毎週ビーチに行って3時間も綺麗な景色を見ながらお喋りしたことなど、本当に周りの人に恵まれ、素晴らしくかけがえのない思い出をたくさん作ることができました。本当に留学に行ってよかった。この期間は人生の宝物です。



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体験記
外国語学部 英語学科
小峰 野英
渡航期間:2024.4~2024.8
ビクトリア大学はとても広く、映画館やカフェ、ジム、パブなど多くの施設があり、どれもとても魅力的でした。
バンクーバーにも行きましたが、ビクトリアはバンクーバーと比べて自然が豊かで、自然を活かしたアクティビティが豊富だったため、ビクトリアを選んで本当に良かったと思います。また、円安や物価高の影響で、外出したり買い物をしたりするのがただでさえ大変な中、後半の授業では毎日放課後に大学側がアクティビティを開催してくれていたので、退屈することはありませんでした。
今後ビクトリア大学に行く予定がある人には、留学の意味を見出すためにも、ホストマザーなど誰でもいいので現地の人と積極的に話して、英語をたくさん使ってほしいです。また、20ドルという安い値段でフェリーに乗れるので、遠出をするのもとても楽しかったです。

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体験記
外国語学部 英語学科
北島 和佳
渡航期間:2024.4~2024.8
私は4月7日から8月18日の約4か月間をカナダのビクトリアという場所で過ごしました。
ビクトリアはバンクーバーからフェリーで1時間半くらいのところにあります。バンクーバーやトロントなどの有名な場所と比べるととても小さな街で、自然が豊かです。東京のような都市!という感じの場所ではないので、自然が好きな人・海外でゆったり過ごしたい人にはとてもおすすめの場所だと思います。気候もとても過ごしやすく、私が留学していたのは春から夏にかけてですが、夏でも最高気温が28度くらいで、肌寒く感じる日もあり、湿気がなくとても過ごしやすい場所です。
初めの3か月間はホームステイをしながら、ビクトリア内にある大きな大学のひとつであるビクトリア大学で、留学生専用のプログラム(ELPI)を受講していました。残りの1か月は、ビクトリア大学の寮で生活しながら、留学生専用の1か月間の夏のプログラムを受けていました。言語面では「英語が話せるようになった!」というような目に見える大きな成長はあまり感じられませんでしたが、気持ちの面では大きく変わりました。渡航したばかりの頃は、間違えることを恐れて話す前に翻訳アプリで調べたりしていましたが、慣れてくるにつれて「とりあえず聞けばいいや!」と、間違いを気にせず積極的にコミュニケーションを取れるようになりました。
私はカナダにいる間、さまざまなことを感じました。日本で生活しているときは、毎日大学生活とアルバイトに追われ、同じことを繰り返す日々に退屈し、ストレスを感じていました。そして、就活を目前に控え進路を決めなければならないのに、夢もなく、自分が何をしたいのか、何をするべきなのか分からない状態でした。カナダに渡航して最初の1か月間は、知らない人の家で生活することや言葉が通じないことが不安で、「ここであと4か月も生活できるのかな」と心配でいっぱいでした。
しかし、カナダで生活していた4か月の間に新しい出会いと発見と驚きがたくさんあり、毎日が楽しみになっていきました。カナダの豊かな自然に囲まれ、気候も過ごしやすく、そしてそこに住む人々は皆陽気で、あっという間にビクトリアの虜になっていました。それに加えて、同じプログラムを受けている日本人やタイ人、韓国人など、さまざまな国籍の友達がたくさんできました。休日や放課後に友達と遊ぶうちに、どんどん生活にも慣れていきました。そして帰国日が近づくにつれて日本に帰りたくなくなり、いつかビクトリアに戻りたいと思うようになりました。
たった4か月間の留学ではありますが、いろいろなことを見て、聞いて、体験することで視野が広がり、人生観や考え方が変わりました。それに加えて、たくさんの自己成長を感じることができ、今までやりたいこともなかった私に、「いつかビクトリアに戻る」という大きな目標ができました。
留学して本当によかったと心の底から思いますし、自分自身にとって大きな糧になりました。もし、留学しようか悩んでいる人がいるならば勇気を出して飛び込んでみてください。

2025年10月14日