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2024年春出発 韓瑞大学 留学体験記

外国語学部 観光交流文化学科

武田 万里永

渡航期間:2024年2月~2024年12月

私は韓国の韓瑞大学(ハンソ大学)に2024年2月から約10か月間留学をしました。忠清南道に位置するハンソ大学はソウルから高速バスで1時間40分と、落ち着きのある田舎にあります。日本人留学生は私を含め8人と少なく、珍しいため、どこへ行っても歓迎してくれる環境でした。

私は語学堂には通わず、学部生として航空学部の航空観光学科に所属しました。飛行機の客室乗務員を目指す学生が集まる学科であり、レベルの高い授業が実施されます。韓国語のリスニングとスピーキングにはある程度自信があり、韓国語で行われる授業についていくことはできましたが、学科特有である専門用語には苦労しました。しかし、教授方は優しく接してくださる方ばかりであり、授業後の質問にはいつも笑顔で対応してくださいました。友人の助けも借りながら対策し定期試験を受けましたが、記述形式の試験は難易度が高かったように感じます。思うように記述できなかった悔しさから、ライティングの練習を重ねました。留学生のみが受講することのできる教養の韓国語の授業では毎回レポートの課題があり、これに取り組むことでライティング力を養うことができたと感じています。また、より韓国語でのスピーキングに自信を付けたいと思い、大学で開催される留学生韓国語スピーチ大会に出場しました。出場者にはメンターの先生が一人ずつにつき、当日まで指導をしてくださいました。平日の対面での指導はもちろん、休日でも私の録音を聞き電話を通じて発音の指導をしてくださるなど、とても親身になってくださいました。練習を重ね、当日は優秀賞を受賞することができ、自信につながりました。

日々の生活や授業でのグループワークを通じ、活発に現地の学生と交流ができました。日本のアニメや文化に興味のある学生が多く、私が言葉に詰まった際には簡単な言葉づかいで言い直してくれたり、間違った言い方をその都度修正して教えてくれたりしました。おかげで語彙が増え、よりネイティブの会話に近づけたと感じています。留学生のために開催される行事も多く、仲良くなったモンゴルや中国、バングラデシュ、ラオスの学生と共通語である韓国語で会話をすることはとても新鮮な経験でした。

留学を終え帰国した今、既にハンソ大学での日々が恋しくなっています。長いと思っていた10カ月はあっという間でした。私は留学の成果物として、韓国語能力検定(TOPIK)5級を取得しました。新しい発見の連続であった留学生活はとても刺激的であり、苦労は絶えませんでしたが、自分が一番成長できたと感じた10カ月でした。この貴重な経験を将来に生かせるよう、これからも韓国語の勉強を続けようと思います。

2025年10月14日