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2024年春出発 北京外国語大学 留学体験記

外国語学部 中国語学科

草岡 祐希

渡航期間:2024年2月~2025年1月

私は2024年2月から約1年間、中国の北京外国語大学に留学しました。私が留学を決意した理由は、大学1年生の時から中国語を学び始め、1年間勉強するうちに、「日本で日本語を使って中国語を学ぶのではなく、中国で中国語を使って学びたい」と強く思うようになったからです。留学という貴重な経験は今しかできないと感じ、チャレンジすることにしました。

この留学で得たことは計り知れないものですが、特に行ってよかったと思うことを3つ挙げたいと思います。

1つ目は、中国の都市、北京に住むことができたことです。歴史的な名所である天安門や万里の長城に気軽に足を運ぶことができ、実際に行ってみると教科書やネットにはない臨場感に圧倒され、悠久の歴史を感じることができました。特に万里の長城を歩いた時間は忘れられない思い出です。そこから見る壮大な景色を目のあたりにしたとき、中国にいる自分を強く実感しました。

2つ目は、日常的に中国語に触れる環境に身を置くことで、中国語力が飛躍的に向上したことです。特にリスニング能力が大きく伸びたと感じています。授業は自分と同じレベルの学生でクラスが編成されるため、互いに切磋琢磨しながら学ぶことができました。時には伝えたいことが伝わらず悔しい思いをしたこともありましたが、毎日の生活の中で自然と中国語を使う機会が増え、実践的なスキルが身につきました。

3つ目は、様々な国籍の友人ができたことです。私のクラスには、韓国、イギリス、アイスランド、ガーナなど多様な国籍の友人がいて、彼らとの交流を通して、中国の文化だけでなく世界中の文化や習慣にも触れることができました。一緒にご飯を食べたり、休み時間に散歩をしたりする中で、相互理解が深まり、国際的な視野が広がったと思います。この多様性に触れたことで、自分自身の価値観を見直す良い機会にもなりました。

留学前は、華やかな留学生活を想像していましたが、実際には言葉の壁、文化の違い、友達作りの難しさなど想像以上に厳しいこともありました。しかし、そんな中でも心強い友人たちができ、彼らの支えがあったからこそ、数々の試練を乗り越えることができたと思います。日々の学びと友情のおかげで自分の可能性を少しずつ広げることができました。

この留学は語学学習だけではなく、価値観や視点の多様性、友人との絆を私に与えてくれました。人間としても大きく成長したと感じています。この貴重な経験は、私の人生を変えたと言っても過言ではありません。この経験を胸に、今後のこれからの人生をさらに豊かにしていきたいです。

2025年10月14日