体験記
外国語学部 観光交流文化学科
小林 くるみ
渡航期間:2024.8~2025.6
私は約11か月間、オーストラリア・クイーンズランド州にあるサンシャインコースト大学へ留学しました。この大学を選んだ理由は、カンガルーがキャンパス内に生息していること、そして現地の学生と同じように学部授業を英語で履修できることに魅力を感じたからです。海外に行くのは初めてだったため、この留学は緊張・不安・挑戦の連続でした。特に、ビザの申請がなかなか通らず出発を遅らせることになったときは、不安や悔しさでいっぱいでした。
最初は EAP(English for Academic Purposes)という準備コースに参加し、4人から始まった少人数クラスで IELTS 対策や大学で必要な英語スキルを学びました。毎日のライティング課題、プレゼンテーション、ディスカッションを通して実践的な英語力を養い、休み時間にはクラスメートと交流したり、各国の文化に触れたりすることもできました。
その後 EAP2 に進級し、合計4か月の英語学習を経て大学のセメスター1が始まりました。Animal Ecology を専攻し、OES104・ANM100・ANM102・SCI113 を履修。フィールドトリップや実験など実践的な内容が多く、サンシャインコースト周辺の島での宿泊研修や動物園・国立公園での観察、現地実習も行いました。課題や試験は難易度が高く、大きなレポートや映像制作、プレゼンテーションが重なり、毎晩遅くまで図書館で学ぶ日々でしたが、仲間と助け合いながら乗り越え、大きな達成感と成長を得ることができました。
また学業だけでなく、個人的にもさまざまな経験をしました。休暇中には1人でブリスベンやシドニー、ニュージーランドへ旅行したり、ホストファミリーや友人とキャンプや旅行に出かけたりしました。初めての一人旅には不安もありましたが、自分で計画し実行できたことで大きな達成感を得ました。現地の人との何気ない会話を通じて、実践的な英語力と自信が育まれ、印象深い経験となりました。また、オーストラリアでの仕事にも挑戦し、レストランとティー専門のカフェで半年ほどアルバイトをしました。英語や異文化の中で働くことは簡単ではありませんでしたが、大学での学びとは異なる形で自分を成長させてくれました。
約1年間の留学を終えて、私は環境と人にとても恵まれたと実感しています。EAP のクラスには日本人もいましたが、そのうちの一人が「日本人同士でも英語でコミュニケーションをすること」を提案してくれたことは、私の自信や英語力の向上に大きく影響しました。また大学の友人たちも、私が英語を学んでいることを理解し、質問を受け入れ、わからない表現を丁寧に説明してくれるなど、授業内外で優しくサポートしてくれました。
今回の留学は、「英語の持つ力」「言語の価値」を再認識させてくれるものでした。英語が話せなければ出会えなかった場所や人々とのつながりを通して、今後どのように英語と向き合っていきたいかを深く考えるきっかけになりました。留学で学んだのは英語力だけではありません。困難に直面したときに「まず動く」「誰かに相談する」という姿勢が道を切り開いてくれることを実感しました。多文化の中で挑戦し続ける力や人とのつながりの大切さを学んだことは、私の大きな財産です。


2026年6月2日