外国語学部 中国語学科
遠藤咲希
渡航期間:2025.2~2026.1
私は2025年2月から翌年1月までの約1年間、中国の北京にある北京語言大学へ留学しました。杏林大学を志望した理由の一つが、中国への交換留学制度に魅力を感じたことだったため、入学当初から大学生活の中で必ず長期留学に挑戦したいと考えていました。
中国へ行くのは初めてで、到着したばかりの頃は不安も大きくありました。特に大きな荷物を持って一人で空港から大学まで向かわなければならず、無事にたどり着けるか心配していました。しかし、大学に着いた後、たまたま校内を走っていた車の運転手の方が声をかけてくださり、寮まで案内してくれました。その親切さにとても安心したことを今でも覚えています。
北京語言大学は「小さな国連」と呼ばれるほど留学生が多く、中国国内でも特に国際色豊かな大学として知られています。キャンパス内では中国語だけでなく、英語やスペイン語、韓国語、タイ語などさまざまな言語が飛び交っていました。中国語を学ぶだけでなく、多様な文化や価値観に触れられたことも、この留学の大きな魅力でした。ルームメイトとは英語で会話をすることも多く、中国語だけでなく英語を使う機会にも恵まれました。
食生活も印象に残っています。私は辛い料理があまり得意ではなく、中国の味付けに不安がありましたが、大学の食堂は5階建てで、世界各国の料理を楽しむことができました。価格も手頃で、毎日の食事が楽しみの一つになっていました。また、中国では交通費も比較的安く、タクシーやシェアサイクル、電車、バスなどを活用しながら友人とさまざまな場所へ出かけました。
北京だけでなく、中国国内の旅行も思い出深い経験です。高速鉄道に乗れるようになってからは移動の幅が広がり、上海や青島など各地を訪れました。地域によって方言が異なり、聞き取りに苦労することもありましたが、アプリを活用することで快適に旅行することができました。日本から友人が遊びに来てくれた際には、自分が案内役となって一緒に観光できたことも嬉しかったです。
寮生活では、初めての一人暮らしに戸惑う場面もありました。洗濯機の使い方が分からず困ったこともありましたが、ルームメイトに教えてもらいながら少しずつ慣れていきました。寮には毎日掃除をしてくれる方がおり、設備面でも安心して生活することができました。1年間の生活を通して、自分でできることが増え、精神的にも成長できたと感じています。
この留学を通して、中国語力の向上だけでなく、人とのつながりの大切さを改めて実感しました。慣れない土地で生活する中では、不安や戸惑いを感じることも多くありましたが、中国の方々や留学仲間が温かく支えてくれたおかげで、充実した1年間を過ごすことができました。北京で過ごした日々は、私にとってかけがえのない宝物です。


2026年8月6日