外国語学部 英語学科
両角裕菜
渡航期間:2025.9~2026.2
「きっとあっという間だろう」と思っていた半年間の留学は、その想像とは裏腹に、とても長く感じられた。
私は、ニュージーランドにあるCCELクライストチャーチという語学学校に留学した。未知の環境に一人で飛び込むことに不安はあったが、それ以上に期待で胸がいっぱいだった。
留学先には日本人も多かった。初めはそのことを少し疎ましく思っていたが、学生だけでなく社会人も多く在籍する語学学校だったため、日本で大学生活を送っているだけでは出会えなかったであろう人たちと知り合うことができ、自分の世界が広がったと感じる。その人たちから、ニュージーランドへ来る前に就いていた仕事や、今英語を学んでいる理由を聞き、これまで知らなかったさまざまな生き方を知ることができた。この経験は、これから就職活動を始める私にとって、自分の将来を考える上で大きな手助けになると思う。
学校は8時半から13時までだった。英語の文法や語彙などについて楽しく学び、ニュージーランドの先住民族であるマオリの文化について学ぶ授業では、マオリの歌を歌うこともあった。先生方も海外経験が豊富な方が多く、さまざまな国についての話を聞くのも楽しみの一つだった。放課後は友人と市の中心街へ出かけて食事をすることが多く、学校が実施する週末の観光アクティビティに参加して現地の観光スポットを巡ることもできた。特に印象に残っているのはテカポ湖を訪れたことである。美しい湖と満天の星空を堪能し、忘れることのできない思い出となった。
留学生活で一番の困難は、クリスマス休暇中に風邪を引いたことである。私はホームステイではなく寮で生活していたため、自炊が基本だった。しかし、体調が優れず、自分で食事を用意することが難しくなった。十分に食事を取ることができなかったことが原因で、栄養失調にもなってしまった。学校の日本人の友人に相談したところ、現地の医療通訳の方を紹介してくれ、病院を受診することができた。また、通訳の方が簡単に食べられる食料を用意してくださったおかげで、体調も快方へ向かった。異国の地で体調を崩すことが、これほど辛く心細いものだとは想像していなかった。もう二度とこのような思いはしたくないが、この経験を通して、困難な状況に直面した際にどのように対処すべきかを学ぶことができた。
楽しい時間は瞬く間に過ぎるものだが、私が留学生活を「長かった」と感じるのは、毎日が充実していたこと、そして自分自身と向き合う時間が多かったからだと思う。日々新しいことを学び、新しい人と出会い、その出会いを通して自分の人生について考える機会が数多くあった。留学を通して、まだまだ自分の知らない世界に無限の可能性が広がっていることを実感した。英語力の向上だけでなく、自己理解を深めることもできた、実りある半年間であった。

2026年8月6日