総合政策学部総合政策学科
酒井 昂成
渡航期間:2025.8~2025.12
私は、8月下旬から12月下旬までの約4か月間、マレーシアにあるニライ大学へ留学しました。大学では、TOEFL対策を中心とした英語の基礎力向上や、英語によるプレゼンテーションなど、実践的な授業を受講しました。
今回の留学は私にとって初めての海外渡航であり、不安もありましたが、それ以上に新しい環境への期待に胸を膨らませながら出発しました。しかし、実際に現地で生活を始めると、自分が思っていた以上に英語でのコミュニケーションが難しいことを痛感しました。留学当初は、話すことはもちろん、相手の英語を聞き取ることも難しく、日常生活での会話や授業内容を理解することに苦労しました。授業では、英語でのコミュニケーションができることを前提に進められるため、知らない単語が出るたびに調べながら学習を進めていました。
ニライ大学には、日本人留学生が私を含めて2人しかおらず、常に英語を使わなければならない環境でした。そのため、英語で生活しなければならないというプレッシャーに加え、日本とは異なる文化や生活習慣にも戸惑い、人生で初めてホームシックを経験しました。
しかし、2か月ほど経つ頃には少しずつ英語にも慣れ始め、日常会話にも自信が持てるようになりました。その頃、バングラデシュ出身の学生と親しくなったことが、留学生活の大きな転機となりました。彼は日本語を少し話すことができたため、英語だけでは伝えられないことも補い合いながら交流を深めることができ、私にとって心の支えとなる存在でした。その友人をきっかけに交友関係も広がり、多くの学生と交流するようになりました。留学当初は日本へ帰りたいという気持ちが強かったものの、帰国が近づく頃には「日本に戻りたくない」と感じるほど充実した毎日を送ることができました。
休日には友人と出かけるだけでなく、首都クアラルンプールを訪れたり、一人でマラッカまで足を延ばしたりするなど、マレーシア各地を巡る機会にも恵まれました。現地の街並みや歴史、文化に触れることで、教室だけでは得られない多くの学びを得ることができました。
今回の留学を通して、大きく二つのことを学びました。
一つ目は、英語でコミュニケーションを取ることへの抵抗がなくなったことです。日本では英語を使わなくても生活できますが、海外では自分から英語で話さなければ何も始まりません。最初は失敗を恐れていましたが、生活する中で「完璧な英語でなくても、伝えようとする姿勢が大切である」ということを実感しました。この経験は、自分に自信を与えてくれたと感じています。
二つ目は、異なる文化や生活習慣を理解し、受け入れる大切さです。マレーシアでは辛い料理が多く、日本との食文化の違いを実感しました。また、日本ほど衛生環境が整っていない場所もあり、体調を崩すこともありました。トイレには洗浄用のシャワーが備え付けられており、使用後に水で洗い流す文化が一般的であったため、床が濡れていることも多く、日本との違いを実感しました。さらに、水道水をそのまま飲むことができず、飲料水を購入して生活するなど、日本とは異なる生活習慣にも触れました。最初は戸惑うことも多くありましたが、生活を続けるうちに自然と慣れ、日本の生活環境の恵まれた点を改めて実感するとともに、異なる文化を受け入れる柔軟な考え方を身につけることができました。
約4か月間の留学は、私にとって非常に大きな経験となりました。留学前は海外へ行くことに漠然とした不安を感じていましたが、この経験を通して海外への抵抗感はなくなり、もっとさまざまな国を訪れ、多様な文化や価値観に触れてみたいという思いが強くなりました。今回の留学で得た経験を今後の英語学習や将来に生かし、さらに自分自身の視野を広げていきたいと考えています。

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外国語学部英語学科
山本 貫太
渡航期間:2025.8~2025.12
私は常夏の国マレーシアで4か月間過ごしました。私がマレーシアを選んだ理由は、英語力の高さ、費用の安さ、そして日本人が少ない環境だったからです。実際、留学費用は欧米諸国の半分以下で済みました。マレーシア人の英語はアクセントこそ強いものの、多くの人が英語と共に育っており、母語話者のように流暢に話していました。キャンパス内の日本人は私を含めて2人だけだったため、必然的に多くの学生と関わるようになり、英語を使う機会も大幅に増えました。他国からの留学生との会話は、私の価値観を大きく広げてくれるものでした。
マレーシアはマレー系・中華系・インド系の三つの文化と人種が混在しており、街中には寺院・教会・モスクが共存しています。各宗教の祝祭日には祝日が設けられており、休みが多い国だという印象も受けました。信仰の違いを越えて人々が穏やかに生活している姿は、多文化共生を実現している国だと感じました。
私はこの国で、ファッションブランドのオーナーやアーティスト、イラストレーターなど、クリエイティブな方々と多くの時間を過ごしました。彼らの「常に何かを生み出す姿勢」や仕事への情熱は、就職活動を控える私に大きな影響を与えました。何者でもない私を受け入れ、優しく接してくださったことにも深く感動しました。私も彼らのように、身軽さと優しさを持った大人になりたいと思いました。
燦々と輝く太陽の下で暮らすマレーシアの人々は、皆気さくで話好き、そして笑顔が印象的でした。日本の都会の喧騒を離れ、ジャングルと猿に囲まれたキャンパスでの学生生活は、とても刺激的でした。
私は半袖短パンで多くのことを考えました。文化の違い、日本のこと、自分自身と将来のこと。4か月前の私とは少し違う心持ちで日本へ帰国しました。マレーシアで出会った人々のことは、決して忘れないと思います。


2026年8月7日