言語スキル向上科目 | 基盤教育科目 | 教養科目 |
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英語Ⅰ | 大学入門Ⅰ | ことばと文化 |
英語Ⅱ | 大学入門Ⅱ | 異文化コミュニケーション |
英語Ⅲ | 日本語表現実習Ⅰ | ことばと社会 |
英語Ⅳ | 日本語表現実習Ⅱ | グローバル社会と地域 |
中国語Ⅰ | グローバルコミュニケーション論 | グローバル社会と国際協力 |
中国語Ⅱ | グローバル人材論 | ダイバーシティ入門 |
中国語Ⅲ | ホスピタリティ・コミュニケーション | 観光学入門 |
中国語Ⅳ | 地域と大学 | ホスピタリティ入門 |
口語中国語Ⅰ | 自然地理学 | |
口語中国語Ⅴ | 地域圏研究Ⅰ | |
口語中国語Ⅵ | 地域圏研究Ⅲ | |
専門科目 | ||
インテンシブ中国語Ⅰ | インテンシブ中国語Ⅱ | インテンシブ中国語Ⅲ |
インテンシブ中国語Ⅳ | 中国語発音実習Ⅰ | 中国語発音実習Ⅱ |
海外留学 | ||
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中国(1年間) | ||
言語スキル向上科目 | 基盤科目 | 教養科目 |
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英語Ⅴ | キャリアデザインⅢ | アジアの文学・文化(中) |
目的別中国語演習Ⅳ | キャリアデザインⅤ | |
目的別中国語演習Ⅴ | ||
専門科目 | ||
ゼミナールⅠ | ビジネス中国語Ⅰ | 中国語通訳法Ⅰ |
中国語翻訳法Ⅰ | 中国語演習Ⅲ |
※科目名・科目内容は入学年度によって変更となる場合があります。
私の母は中国人です。幼少期から何度も中国に旅行し、半年間移住したこともありました。でも、中国語の知識はゼロ。日本語が堪能な母のおかげで今まで何不自由なく過ごしてきましたが、大学入学を期に「第2の故郷」ともいえる中国の言葉を勉強しようと思い、この学科を選びました。私の決意を聞いた母は喜んで賛成し、今では電話で勉強のサポートをしてくれています。また、実家に帰省すると中国に関する話題で盛り上がることが増え、家族で過ごす時間がますます楽しくなりました。中国語学科への進学が親孝行にもなり、私自身も嬉しい限りです。
徹底的に中国語を学びたいと思っていたので、語学の授業を多数選択しています。1年次はネイティブ講師による少人数制のクラスを毎日受講し、水曜日に小テストで力試し。復習にも熱心に取り組んだ結果、1年間で語学力が大幅にアップし、2年次には上海外国語大学へ1年間留学することができました。留学先のクラスメイトは、フランスやロシアなどヨーロッパから来た学生たち。中国語で会話をするうちに親しくなり、友人たちとともに食事や放課後のイベント、旅行などにも行くようになりました。留学先で中国語を学び、語学力を高めると同時にグローバルな感覚も養えたと感じています。なお私の場合、1年次、3年次で単位を多く取得しているため、1年間留学しても就職活動に支障はありませんでした。このまま順調に単位を獲得すれば、4年間で卒業できそうです。
現在履修中の「中国語通訳法」です。中国人留学生とペアを組み、著名人のスピーチや新聞記事を翻訳しています。特にファーウェイの役員インタビューの日本語訳が難しく、文末の書き方に悩みました。日本語には「〜だと思います」「〜ですよね」など、さまざまなニュアンスの言葉があります。役職者のインタビュー記事であることを意識しながら、中国人留学生と協力して一文ずつ表現を検討しました。最終的にクラス全員でそれぞれの担当分を発表し、全員で添削。冊子になるほど長い翻訳文が完成したときには、今まで感じたことがない達成感を味わうことができました。
「人の役に立つ仕事」に就きたいと思っています。私は小学生の頃からバスケットボール部に所属し、中学・高校ではキャプテンを務めていました。一人ひとり長所を探しながら練習メニューを考えるうちに気づいたのは、「私は自分の利益を追い求めるより、人の役に立つ方法を考えるほうがやりがいを感じる」ということ。卒業後の具体的な進路はまだ決まっていませんが、先日参加した企業の合同説明会で、翻訳会社なら語学力をいかしながら人の役に立てるかもしれないと感じました。言葉が通じないからといって、伝えることを諦めたり、言いたいことを口にできなかったりするのは、とてももったいないこと。翻訳の仕事を通して、コミュニケーションの架け橋になれたらと考えています。
私は高校時代、さまざまな分野に興味があり、進路を一つに絞ることができませんでした。日本語教諭になるために日本語の研究をするのもおもしろそう、英語力をアップさせるために英語圏に留学するのも魅力的、経済を学び社会に出る準備をしておくのもいいかもしれない……。バラバラな気持ちに収集がつかず、部活後に自宅で思いつく限りの進路をすべて書き出してみました。すると少しずつ自分の気持ちが整理され、数日間でいくつかの選択肢を省くことができたのです。そして最終的に、最も身近な存在である母の母国語、「中国語について学びたい」という本心が見えてきました。もし私のように迷っている人がいたら、ぜひ一度自分の生活や過去を振り返ってみてください。意外にも身近なところに「本当に学びたいこと」があるかもしれませんよ!