人々の生活基盤を支えたい
三菱食品株式会社
長野創さん 総合政策学部企業経営学科 2023年卒業
物流管理や倉庫の改善業務などを担当する長野さん。入社後半年で倉庫の作業員の生産性を可視化するシステムを導入。現在は、システムをもとにデータ分析を行い課題の発見と改善業務を行っている。将来的には、今回のシステムを中心に庫内全体の生産性を管理し、庫内運営の最適化を推しすすめていきたいと話す。
在学中、長野さんは離島留学やサステナブルな社会構築をめざすイノベーターとして活動、オンライン語学留学、さらに第1回Craft Marketの企画から運営などに挑戦。島根県海士町での半年間の離島留学では、町役場で住環境の整備に携わった。一部の地域で水道が使えなくなるトラブルが発生した際には、生活用水と飲料水を配り、住民から感謝の言葉をかけられた。この経験が「将来は人の生活基盤を支える仕事がしたい」と強く思うきっかけとなり、いまの職業と出会うことになったという。 「大学では、まずはやってみる、という気持ちでさまざまなことに挑戦してください。そのなかで、不安や疑問を感じたら、大学の先生や職員に相談してみてください。いつでも相談できる距離感が杏林大学のよいところのひとつだと思います」
専門性を高める少人数での実践的授業
総合政策学部は1学年の学生数が200名程度で、教員との関係が密接です。その関係性は1年次の「プレゼミナール」と、2年次からの「ゼミナール」を通じて築かれます。4年間を通じて、教員からのサポートをしっかり受けられる少人数教育を実践しています。
三鷹・吉祥寺エリアで学ぶ
創立50周年を迎えた2016年に開設した井の頭キャンパスでは、保健学部、総合政策学部、外国語学部のほか、保健学研究科、国際協力研究科の大学院研究科の授業を行っています。
※2023年度現在
総合政策学部ではまず、7 つの分野を幅広く学び、 自分の興味の方向性を定めていきます。 そして、専門性を高めながら 他の専門分野の学びをかけあわせ、 多角的な思考を養います。
新カリキュラムの「Data Design Program(DDP)」では、データをもとに社会問題を発見し、新しいビジネスのヒントを見つけ、生のデータから課題解決を行う力を身につけます。「Global Career Program(GCP)」では、基礎的な英語学習のほか、批判的思考、プレゼン能力、海外留学(推奨)、英語による講義などを通じて、国内外のグローバル化に対応できる能力を養います。もう一つの新カリキュラム「Community Based Learning(CBL)」では、地域における活動を通じて、地域社会の課題を理解し、解決の過程に携わる実践的な学習を行います。