2008年 | 杏林大学外国語学部(中国語専攻)卒業 |
2010年 | 杏林大学国際協力研究科博士前期課程言語コミュニケーション専攻日中通訳翻訳研究コース修了 |
2011年 | 杏林大学外国語学部中国語学科非常勤講師 |
2012年9月 | 杏林大学外国語学部助教 |
2017年4月 | 同講師(現在) |
幅広く捉えるとすれば、私の専門は中国語です。大学院では通訳翻訳の理論や実践を学びながら、日本語中国語における訳出率を研究していました。最近では中国語を学ぶ初級者が通訳翻訳トレーニングを取り入れて勉強することでどのように語学力に影響を与えるのか、ということを中心に研究を行っています。
大学を卒業後、日本の企業に就職し、大連・北京に1年半の渡航となりました。その際に実際の現地で感じた言葉の奥深さ、通訳することや翻訳することの難しさからこの分野に興味を持ちました。
私の授業は主に中国語の基礎や中国語発音演習です。こうした授業では、これまで私自身が学んできた通訳翻訳のトレーニング方法を織り交ぜながら耳でよく聞いて声をしっかり出すことで、基礎定着へと繋げる授業を心がけています。特に中国語発音演習ではCALL教室を使ってパソコンを使いながら音声録音や中国語のタイピング練習など、これまでの単語・文法・発音における復習を行っています。
大学生活を振り返れば、中国語を通じ語学だけでなく多くの事を学び・経験しました。私はこの杏林大学でゼロから中国語を学び、2年次にはセメスター留学(半年留学)で河北大学へ行きました。留学先では、カルチャーショックを受けながらも実際に学んできた中国語が通じる喜びを感じ、なによりも中国の学生が早朝に広場で大声を出しながら英語や日本語の文章を朗読したり、放課後も自習に励んだりという勉強に取り組む熱心な姿勢に驚き、薫陶を受けました。
杏林大学には様々な留学制度があり、また帰国後も中国人留学生との合同授業や中国語サロンなど、学んだ中国語を使う「実践の場」が多くあります。学生の皆さんにはこういった場をうまく活用して、中国語の力をどんどん伸ばしてほしいです。そうすることで、様々な分野の幅広いフィールドで活躍することができると信じています。