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教授
宇佐美 貴浩
(USAMI, Takahiro)

【学歴】
1987年 慶応義塾大学理工学部電気工学科卒業
2013年 立教大学大学院ビジネスデザイン科卒業
【職歴】
1987年 日本航空株式会社入社
2011年 杏林大学外国語学部観光交流文化学科准教授
2016年 杏林大学外国語学部観光交流文化学科教授(現在)

先生の専門は何ですか?

私の専門は『食文化』ですが、特にフェアトレードなどの持続可能な活動のブランド化について研究をしております。具体的には、食材の品質保証や安全性、または持続可能な活動の社会的意義が、消費者にどのような評価を受け、それらが商品購買時の選択に如何なる影響を与え、今後、それらのコンセプトをブランド化するにあたり何が必要かについて研究を深めております。

その他にも、『スローフード等の運動の意義』『地産地消』『ワイン・チーズの基礎知識』『持続可能性のある農業および漁業』『食の安全と健康』『マクロビオテック』『産地偽装等に関する食の法律』をテーマに教育活動に取り組んでおります。

なぜ、その専門に興味を持ったのですか?

私は、大学卒業以降、ワインおよびチーズの知識を深め、ワインエキスパート、シニアワインエキスパート、チーズプロフェッショナルの資格を取得し、日本および世界を巡り、各地の郷土料理の奥の深さに触れながら、食に関する造詣を深めてまいりました。

その中で、特にイタリアの食文化の多様性に魅了され、その多様性を維持しようとする『スローフード』の哲学に共感を覚えました。このような社会的意義のある活動を広めていくために何が必要であるか、我々にできることは何かを考え始めたことがこの分野を専門にすることになった理由です。

先生の専門分野の「こんなところが面白い」を教えてください。

私の研究テーマである『食文化』の講義は、観光および文化交流の分野において必要とされる食文化の基本知識の習得と、日本そして世界の抱える食に関する問題点についての考えを深化させることを目的とします。世界の食に関し、法律を含む学問として、伝統的な文化として、そして、実技実践として役立つ実学としての知識を習得し、現在の食の現状について認識すると同時に、将来の食のあり方を学生とともに議論していけたらと考えております。

大学で専門的に学ぶことでどんな未来が?

今後の活動としましては、各地の『食文化』にとどまらず、その地域に昔から受け継がれた町並み、祭り、慣習、言葉、そして歴史等の様々な文化を資源とすることにより、地域おこし等の経済活動の起爆剤となる可能性を持つ観光を、より大きな産業にすることに尽力したいと考えております。

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