杏林大学医学部付属病院病棟看護師
「入院患者さんが安心して療養生活を送れることと、患者さんやご家族と信頼関係を築くことを心がけています。治療に消極的で内服や検査を拒否していた患者さんが、何度かお話しするうちに前向きに治療に取り組めるようになった時はほっとしました」と実体験を語る山田さん。
学生時代、授業や実習、友人との時間など大学でのすべての時間が楽しく、その一つひとつが思い出になっているといいます。「実習では自主的な行動が求められる厳しい面もありますが、それをサポートしてくれる環境がありました。自ら課題に取り組む力がつき、入職してからも自主的に動くことができていると感じています」と振り返ります。杏林病院での実習では、患者の全身状態の管理から、看護記録の作成、家族への健康指導の補助などを行いました。看護師の仕事は、医療にとどまらず、介護・福祉などさまざまな分野にかかわりをもつ多様性に満ちた職業であることを実感しました。
「臨床の現場では、早く先輩たちのように、広い視野で臨機応変に動けるようになりたいと思います。看護師にはさまざまな能力が求められますが、個性を活かして働くことも大切で、誰もが活躍できる仕事だと思います」
※記事および各人の所属等は取材当時のものです
2022年保健学部臨床心理学科 卒業
2024年大学院保健学研究科 臨床心理学専攻 修了
国家資格 公認心理師取得
都内の介護老人保健施設で支援相談員として勤務
平井渉夢さん
(2024年6月取材)