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子どもの命と権利を守るため

2007 年外国語学部卒業
景山 健さん
(2019年10月取材)

国連児童基金ニューヨーク本部財務管理局予算セクション予算担当官。
米国でMBA(経営学修士)取得。日本の民間企業やNGO で働いたのち、南スーダンなどで人道支援活動を行う。外務省国際機関人事センター派遣候補者選考試験合格、2017年からユニセフ本部で働く

国連児童基金ニューヨーク本部財務管理局予算セクション予算担当官。
米国でMBA(経営学修士)取得。日本の民間企業やNGO で働いたのち、南スーダンなどで人道支援活動を行う。外務省国際機関人事センター派遣候補者選考試験合格、2017年からユニセフ本部で働く

支援活動に必要な予算を管理

 「人の命を救う仕事をするため、国連で働きたい」。その夢がかない、2017 年からニューヨークの国連児童基金(ユニセフ)本部で働いています。
ユニセフは、すべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の行き届きにくい子どもたちを最優先に190 の国と地域で、栄養不良の治療、はしかの予防接種、安全な水や教育の機会を提供する活動をしています。

世界各国の職員と行う仕事

私はいま、財務を担当する部署にいます。
この春、ブダペストで新しい予算システムの研修があり、トレーナーとして参加しました。120 以上の国と地域からユニセフ職員が集まる大規模な研修で、国連の多様性を肌で感じました。スタッフそれぞれが文化の違いを理解し、尊重して、困難を乗り越えていく姿がとても印象的でした。

紛争地域での経験が活きる

仕事をする上で大切にしていることが2つあります。1つは、心に余裕を持つことです。
以前活動していた紛争地域では、緊迫した状況下で判断を下すことが何度もありました。適切な判断をするためにも、相手を笑わせることができる心の余裕が必要でした。ニューヨークのオフィスで働くいまも、それは重要で、色々な国から来ている同僚の信頼を得やすく、チームにも受け入れられやすいように思います。
もう1つは、相手がどう受け取るかを想像して言葉を選ぶことです。出身国やバックグラウンドが異なると、言葉の解釈も大きく異なります。どの言葉を選べば、自分の意図が相手に伝わるか、日々試行錯誤しながら仕事をしています。

人道危機にどう立ち向かうか

これまで私は、南スーダンでの帰還民支援、タジキスタンにおけるアフガニスタン難民支援、シリア人道危機などに携わってきました。どこも私たちと同じ普通の人々が、命がけで紛争から逃れ、ギリギリのところで避難生活を送っていました。なんとか生きられる環境を、少しでも生活が改善するよう、そして子どもの教育の機会を逃さないようにと支援をしてきました。
これらの人道危機は、その規模の大きさから、国際社会が連携し、一丸となって取り組む必要があります。
困った時はお互いさまです。ぜひ、多くの人がこの問題に興味と関心を持ち、それぞれの立場でどのように国際社会の平和と安定の維持に貢献できるかを一緒に考えてほしいと思います。

※記事および各人の所属等は取材当時のものです

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