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ボランティア活動でやりたいことが明確に

総合政策学部企業経営学科
3年 宮本 輝さん
(2019年10月取材)

高齢者施設でボランティア活動

ゼミで、大学に隣接する高齢者施設や高齢者同士の交流場所を訪問するボランティア活動をしています。
1 回の活動時間は1 時間程度です。ゼミ生4 ~ 5 人のグループで施設を訪問して、自分たちで用意したことば遊びやクイズなどの脳トレプリントを一緒に解きます。答えが思い出せない素振りをされたら、初めから一緒に問題を読んでみたり、いくつかの選択肢から消去法で答えを導いたり、あるいは、スマホで関連する画像を見たりすることもあります。
活動で大事なのは、皆さんに楽しんでもらうことです。途中で趣味や昔話に脱線したり、プリントの余りで折り紙をしたり、私たちも柔軟性を持って、楽しく活動しています。

お年寄りから学んだこと

私もそうですが、ほとんどの学生は家族以外の高齢者と関わることがなく、最初は高齢者にどう接してよいのかわかりませんでした。緊張するし、挨拶や声の大きさ、話す速さなど、相手の立場に立った行動ができていなかったと思います。
活動するうちに、そうしたことや、相手の話を最後まで聞くことができるようになりました。私たちは、高齢者という一つの枠で見るのではなく、それぞれ個性があり、個別のニーズがあることを理解し、目の前の高齢者に敬意を持って接することが大切だとわかりました。

誰もが生き生きと暮らせる社会に

身近に障害をもつ人がいたこともあり、将来は福祉関係の仕事に就きたいと考えています。
福祉の仕事を知るため、これまでグループホームで入居者を支援するアルバイトや、福祉関係の会社を対象にサービスを提供しているIT 企業でインターンシップをしています。福祉を支える仕事は様々で、専門知識を持った多くの職種の人が関わっており、制度や財源に関する知識が必要であることなどがわかりました。
授業やゼミでの学びを活かして「障害者福祉」について理解を深め、自分なりの価値観を固めていきたいと考えています。
そして、障害の有無、年齢、国籍などの違いを認め合えることができ、誰もが生き生きと、幸せに暮らせる社会になるよう、自分なりに貢献したいと思っています。

※記事および各人の所属等は取材当時のものです

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