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念願の海外クリクラ

医学部医学科6年 内田 真聖
2024年度海外クリニカルクラークシップ(アメリカ・ニューヨーク大学)

(2024年9月取材)

(2024年9月取材)

実習施設の紹介

6月3日から6月28日まで、ニューヨーク マンハッタン NYUで実習を行いました。
念願の海外クリクラだったので、いろいろなことを吸収したいと思っていました。

・NYU Langone Health
ニューヨークで最も大きく、質の高い私立病院の一つ。様々な専門分野の医師が集まる。
・NYU Bellevue
アメリカ初の政府が作った病院。幅広い層の患者が来院する。ここは時々、カンファレンスで訪れました。
・NYU VA
退役軍人専用の病院。政府からの資金で運営されており、数回カンファレンスで訪れました。

実習

7:00-9:00 カルテチェック
fellow(3年目以降の医師)にもサポートしてもらい行いました。回診の際には大きな手助けになりました。
8:00-12:00 回診
患者や家族に丁寧に説明しながら進められます。回診が実習の多くの時間を占めていました。
12:00-14:00 カンファレンス
週に2、3回行われ、医師たちと意見交換をしながら、最新の治療法や症例を学ぶことができました。
14:00-17:00 回診
新しく入院した患者や話し合いが必要な患者に対応します。
空いた時間に胸腔穿刺や超音波検査などの手技が行われていました。

患者や家族を安心させる

NYUの医学生と回診した際、彼が患者やその家族に安心感を与える言葉をかけているのを見て感銘を受けました。実習の最終週には自分も同じように胸腔穿刺の際に患者を安心させる言葉をかけることができました。この実習で成長した点だと思っています。

多くの支援忘れずに

私はここに至るまでにたくさんの杏林の先生にお世話になりました。海外クリクラへの参加を薦めてくれた先生、NYUを推薦してくれた先生、NYUに推薦書を書いてくれた先生、私を気にかけて連絡をくれる先生…。先生方の思いに応え、実りある実習にすべく、一歩踏み出しコミュニケーションの場に積極的に参加し、一言でも多く話すように心がけました。この一回の挨拶が翌日の信頼に繋がることを学びました。

実習以外の生活

柔道の経験を生かして、5つの道場を回りました。病院では学生として、道場では先生として地元の方と関われたことは、現地の文化を知る上で大きな助けとなりました。
この実習で学んだことを活かし、挨拶、素直さ、笑顔を忘れずに物事に取り組み、将来的には医学と明るさの合わせ技一本で自分が輝ける分野を見つけたいです。

【メッセージ】
実習や実習以外でも様々な方々と関わることができました。また、休みの日にはみんなでイベントに参加したり、NYUの学生として、メトロポリタン美術館などの施設は無料で利用できるなど充実した時間を過ごしました。何よりいろいろな場面でコミュニケーションの大切さを実感できました。こういう機会に思い切って参加してみるのもよいと思います。

※記事および各人の所属等は取材当時のものです

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