廣瀨さんは、3年生のときに、メディカルイラストレーション同好会を立ち上げ、部長として活動してきました。杏林祭では、医学生ならではの視点を生かし、人体の一部をイラスト化した英語カルタを制作。自身も所属するESSの部員と協力し地域や受験生など多くの方にカルタを楽しんでもらいました。杏林祭実行委員・三鷹キャンパス副委員長としても活動し、イラストが得意という自分の強みを生かして、ペンやクリアファイルなどのオリジナルグッズの制作・販売にも携わりました。学内の活動の中で「好き」や「得意」を形にできたことは、大きな経験になりました。
4年生では、試験が続く忙しい時期を乗り越え、臨床実習を前に行われる白衣式に臨みました。5年生になると、東海地方の総合病院や杏林大学病院の脳神経外科、都内のクリニックで実習を経験しました。実習では、座学では学べない現場での知識や所作も学びます。杏林大学では、他大ではあまりない学外の病院実習もカリキュラムに組み込まれており、自分の興味に応じて診療科や地域を選べるため、大学病院以外の世界を身をもって知ることができます。大変なこともありますが楽しみつつ将来なりたい医師像について考える機会となっています。
(写真)医学教育学教室に保管されている実習報告書。表紙の絵、スナップ写真集からすべて廣瀨さんが作成
BSL期間中には、イタリア・フィレンツェ大学からの交換留学生と、産科・婦人科や小児科で実習を共にしました。放課後や休日も、ESSの部員と共に4人の交換留学生と約1か月間過ごしました。
英語でのコミュニケーションや通訳をしていたので、疑似海外クリクラのような経験となり、海外の医学生と仲良くなりつつ日本の良さや互いの文化を学ぶ貴重な時間となりました。
(写真)廣瀨さんが2025年4月にデザインしたオリジナル杏林ファイルをプレゼント
最終学年となる今年は、マッチングや卒業試験、国家試験など、医学生生活の集大成となる一年です。国試対策委員や学年委員の立場としても、学年で一丸となって今まで6年分の医学生生活を乗り越えてきた先輩方の背中を追いつつ、「楽しんだもん勝ち」の精神で悔いのないよう頑張りたいです。
この数年間で学内外の人と協働する大切さを学びました。後輩・先輩・引退後などそれぞれの立場でのコミュニティとの向き合い方を、関わってきてくださった多くの方々のおかげで身につけることができました。経験してきたことを多職種連携が大事になる医療界で発揮できるよう、またその時ごとのニーズにも応えられる、自分らしい医師を目指したいと思います。
(写真)気管挿管のシミュレーター練習
※廣瀨元美さんはKYORIN VOICEに2回目の登場です。1回目はこちら
※記事および各人の所属等は取材当時のものです
医学部医学科6年
青山 稔さん
2024年度海外クリニカルクラークシップ(フランス・クレルモン=フェラン大学ガブリエルモンピエ病院、中国・北京大学人民医院)
(2024年9月取材)