「キャリア研究会」は、入学したての1年生のうちに、働くことの意味や就職活動について触れ、それらを意識して大学生活を過ごすことで、充実した4年間にしてもらおうと企画されました。連続6回のうち初回の講座が5月8日に開かれ、16人の1年生が参加しました。まず就職支援会社の講師が「知ると行動が変わる」として、企業や働き方についての「社会理解」と価値観や強みなどの「自分理解」を深めることを勧め、将来の自分のキャリアの方向性が語れる状態を目指すことが連続講座の目的だと語りました。

そして、社会人生活で求められることから逆算して大学生活で準備する必要性やガクチカにつながる経験値の重要性について話した後、コミュニケーショ力について学びました。コミュニケーション力は、多くの企業・学生が就職にあたって最も重視する能力としており、自分理解にもつながることから、この日の講座では参加者同士が自己紹介や大学生と社会人の違いなどをテーマに話し合うワークも頻繁に取り入れました。就職に向けて早くから取り組もうという熱心な1年生の集まりだけに、どの学生も自らの考えを積極的に発表する一方で、講師が強調した「聞く力」を意識して、相手の話に大きくうなずいていました。

参加した学生からは、「将来を見据えるいい機会になった」「大学生活で意識すべきことが学べた」「初対面の人が多い中で話すことができた」「今後のセミナーが楽しみだ」などの感想が聞かれました。キャリア研究会は、この後、夏休みを挟んで9月まで、仕事の選択肢、面接官が語る就活、自分の強み分析など連続５回のプログラムが予定されています。