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医学部5年・佐野友洋さんらの論文が杏林医学会誌に掲載 VR教材を活用した外科トレーニングの教育効果を検証

連名で論文を発表した学生とともに(右から2人目が佐野さん)

 医学部の佐野友洋さん(5年生)の原著論文「医学生を対象とした外科トレーニングにおけるVirtual Reality(VR)教材の教育効果に関する検討」が杏林医学会雑誌57巻3号に掲載されました。

 論文は、360°カメラで撮影した手術室映像を活用したVR教材の教育効果を多くの学生に協力してもらい、検証した結果をまとめたものです。高い臨場感や没入感が評価された一方で、手術操作の細部が見えにくいことや視聴による疲労感が課題として挙げられました。また、VR群と非VR群の技術面での比較も行いました。こうしたことから、このVR教材は理解促進や臨場感の向上に有用である一方、短時間の単回視聴による技能向上効果は限定的であり、今後は継続的・長期的な活用方法の検討が必要であることが示されました。

 この論文は、田中良太客員准教授の指導のもと妹尾琉都さん(3年生)、服部虎太郎さん(4年生)、西巻仁貴さん(5年生)、上嶋菜摘さん(6年生)、比企瑠璃子さん(6年生)、金田凌さん(卒業生)とともに執筆したものです。また、呼吸器・甲状腺外科学、消化器・一般外科学、医学教育学、物理学、肉眼解剖学の教員の協力と指導を得て完成に至りました。

≫杏林医学会雑誌57巻3号 掲載論文

      

佐野友洋さんの感想
 この度、外科手技同好会「ひも倶楽部」で行ってきた研究を論文として発表することができ、大変嬉しく思います。ご指導くださった先生方、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。この経験を生かし、今後も医学教育と臨床の両面から学びを深めていきたいと思います。

田中良太客員准教授の談話
 佐野友洋君の研究の内容は本学に導入されたVR機器の有用性を検証するもので、医学教育におけるVR教材のあり方に対して示唆を与える内容です。過去に同様なVR教材の有用性に関する研究報告は少なく、原著論文としてしっかりと書き上げ素晴らしい成果です。引き続きリサーチマインドを持ちつつ、信頼される良医になることを期待します。まずは論文の掲載おめでとうございます。

   

佐野さんはこれまでVR教材をテーマに研究を続けており、学会等でその成果を発表しています。
■第13回日本外科教育学会学術集会Student Sessionで発表(2026年9月)
■第125回日本外科学会定期学術集会でポスター発表(2025年4月)

2026年10月6日