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About Kyorin University平成25年度決算報告


 本学校法人の平成25年度決算が、平成26年5月30日に開催された理事会・評議員会において承認されましたので学校法人会計基準に定めている計算書類(資金収支計算書総括表、消費収支計算書総括表、貸借対照表)の概要をご説明いたします。

【資金収支計算書・消費収支計算書・貸借対照表】

1.結論

1)資金収支の状況(表1:資金収支計算書総括表)

 学納金収入は、主に医学部の入学定員増、八王子3学部(保健学部、総合政策学部、外国語学部)の学部改組の学年進行中により前年度比1.1%(104百万円)の増加になった。寄付金収入は、全体では前年度比7.7%(28百万)の増加となった。補助金収入の国庫補助金は、私立大学等経常費補助金で圧縮率の引下げがあったが、地(知)の拠点整備事業補助金の新規採択等により、前年度比0.7%(17百万)増加となった。地方公共団体補助金収入は、24年度採択された大型の補助金(第3病棟建設に対する補助金等)がなかった為、前年度比465百万円の減少となり、補助金収入全体で前年度比14.6%(450百万円)の減少となった。医療収入は、収支改善に向けて取り組んでいる『プロジェクト10−2013』等により、前年度比0.9%(299百万円)の増加となった。
人件費支出は定期昇給、共済掛金の学園負担分などにより、教職員人件費が前年度比2.1%(411百万円)増加となった。退職金支出は退職者(定年退職者を含む)が増加したことにより、全体では前年度比4.4%(859百万円)の増加となった。医療経費支出は、前年度比3.1%(441百万円)の増加となった。この主な要因は光熱水費、委託費(ネットワーク保守料等)、医療収入の直接経費である薬品費、診療材料費の増加によるものである。施設関係支出は前年度比46.9%(3,670百万円)の減少となった。25年度は井の頭キャンパス校地取得(最終)などにより総額4,156百万円の支出となった。設備関係支出も前年度比20.7%(859百万円)の減少となったが、医療機器の整備、医療用画像管理システムの購入などで3,289百万円の支出となった。結果、25年度の繰越資金は820百万円減少の14,024百万円となった。

2)消費収支の状況(表2:消費収支計算書総括表)

 帰属収入は、学納金、補助金、医療収入等が全体で前年度比15百万円の減少となった。基本金組入額は、25年度も井の頭キャンパス校地取得(最終)を行ったが、設備関係支出等が減少したことにより、前年度比2,975百万円の減少となった。結果、消費収入合計は、前年度比7.6%(2,960百万円)の増加となった。
消費支出は、人件費が前年度比2.5%(504百万)の増加。一般経費(教育・医療・管理)は薬品費、診療材料費、また第3病棟の完成等により減価償却額の大幅な増加により、前年度比5.6%(1,277百万円)の増加となった。資産処分差額は第2病棟と医療機器備品を除却したことにより前年度比177.5%(410百万円)の増加となった。結果、消費支出合計は前年度比4.9%(2,153百万円)の増加となった。
以上により帰属収支差額は1,955百万円の収入超過となったが、前年度比52.6%(2,168百万円)の減少となった。基本金組入後の当年度消費収支差額では3,627百万円の支出超過となる厳しい収支結果となった。

3)貸借対照表の状況(表3:貸借対照表)

 資産の部は、固定資産が校地取得等により前年度比3.0%(2,423百万円)の増加、流動資産は現金・預金の減少等により5.8%(1,247百万円)の減少となった。負債の部は、借入金の減少などで負債の部合計が前年度比2.4%(779百万円)の減少となった。結果、正味資産は帰属収支差額が収入超過となったことで、前年度比1,955百万円増加の71,019百万円となった。

2.今後の対応

 以上のように、平成25年度決算は資金面(資金収支計算書総括表)では施設関係支出の増加(井の頭キャンパス校地取得(最終)、第2病棟再編工事等)により、次年度繰越資金は820百万円が減少しました。しかし、経営面では、病院を中心として収支改善活動等により、帰属収支差額は1,955百万円の収入超過となりました。
平成26年6月より井の頭キャンパス建設工事が開始され、平成28年4月の開設に到るまで多額の建設資金が予定されております。近年の本学園を取り巻く社会情勢(消費税率改正に伴う経費の増加等)を考えますと、今後数年間は厳しい財務状況が続くものと想定されます。
今後とも本学園の財務基盤を盤石にするために、引き続き教職員の皆様のより一層のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

3.資金収支計算書・消費収支計算書・貸借対照表及び科目の説明等

  1. 資金収支計算書
  2. 消費収支計算書
  3. 貸借対照表
  4. 主要科目の説明
  5. 帰属収入内訳推移表・消費支出内訳推移表・帰属収支差額推移表(グラフ)
  6. 消費収支計算書を企業的に経営分析した場合
  7. 上記決算表(19〜25年度)
  8. 主要財務比率表