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医学部カリキュラム

杏林大学医学部のカリキュラムは、カリキュラムポリシーにの基づき、豊かな人間性の涵養および医師に求められる専門的知識と技能の修得、さらには医学の発展に対応しうる総合的判断能力の育成を目的として、諸科目を有機的に配置しています。

教育方針・学習目標

各学年のそれぞれの講義科目の学習の到達目標・年間講義予定などの詳細は「シラバス(pdfファイル)」でご覧いただけます。


平成29年度の各学年の講義期間予定表は、こちらのpdfファイルでご覧頂けます。


平成29年度の年間行事予定は、こちらです。

カリキュラムの概要

以下に、平成28年度(2016年度)入学生から開始される新カリキュラムの概要を示します。(平成27年度までの入学生のカリキュラムはこちらをご覧下さい。)


第1学年

 高校時代に学習した生物や化学などの基礎科学の知識を発展させ、医学物理、代謝生化学、生体化学、医学統計学など、医学にかかわる科学の基礎知識を学習する。
同時に、医師に求められる基本的姿勢および知識を学ぶ。とくに医療科学では、「医療と文化」、「医療と社会」などの講義や「OSCE患者体験」を通じて、社会が医師に求める姿勢・態度、そして患者から期待される医師像や医療のあり方を学習する。また、「臨床医学入門」や「病院実習」などを通して、先輩医師と交流しながら、医師のキャリプランを考える。
それと共に「地域と大学」では、三鷹市の現状、我が国における医療システム・福祉システム等に関する講義・グループ学習・演習等を行う。
 チュートリアル教育は、「与えられた課題からその背後に存在する問題、追求すべき問題点を見出し、必要な情報・資料を検索しつつ、解決に至る道筋を自ら見出す能力を育成する」ことを目的とした教育である。将来、医療の現場で様々な問題に遭遇した際、日々進歩する膨大な医学知識の中から適切な情報を抽出し、これを解決してゆくための方策を学ぶ。
分子生物学と肉眼解剖学の講義により、人体の構造の理解や生命の根源にせまる学習することは、医学の基本的知識習得の第一歩を踏み出すことになる。
 英語によるコミュニケーション能力は、医師はもとより、国際化の進んだ現代の社会人には、将来の活躍する世界を広げるために不可欠である。英語・医学英語Iでは、その重要性に鑑み、学生を能力別に小グループに分け、それぞれの実力に合った演習型の講義を行う。
 また、原則として金曜日は井の頭キャンパスで講義を行い、専門外の学問や他学部の学生と交流する機会としている。学問的関心により他学部に出向いて授業を受ける「他学部履修」の制度を利用することは、広い分野の学問を体験する好機でもある。大学生として深い教養を身につけるために、積極的に自ら考えて学ぶ姿勢が習慣となるように努めてほしい。


第2学年

 基礎医学を学ぶ重要な学年である。解剖学(肉眼解剖学及び組織解剖学)では、すべての医学の基礎となる人体の構造を学ぶ。統合生理学・細胞生理学・細胞生物学・感染症・免疫学などの基礎医学科目を学び、同時に実習が行われる。これらの科目は『人体の構造と機能』を理解する上できわめて重要なものである。将来の医師としての生涯学習の土台となる基礎医学を学ぶ重要な学年であることを自覚し、基礎医学科目の徹底した修得を目指してほしい。
 医療化学Bでは、医師としての生涯学習の方法や患者と医師関係の在り方などを考えるために、医療情報、コミュニケーション、カウンセリング、基礎生命科学、キャリア・ワークバランスなどについて学習する。英語・医学英語IIは、学生を能力別の小グループに分け、それぞれの実力に合った演習型の講義を行う。


第3学年

 前期は、薬理学、病理学などの基礎医学科目が配置されている。これらの科目は、第2学年までに学んだ人体の構造と機能の上に、さらに「病態」の要素が加わったものであり、その知識や考え方は、医師として患者の病態機序や薬剤の作用機序などを考えるための基礎となる。さらに社会と医学を結ぶ科目として衛生学を学習する。また、臨床系科目の学習が開始される。先ず臨床医学総論、臨床検査医学・輸血学が行われた後、消化器内科学、消化器外科学、循環器病学Aが始まる。
 後期には、呼吸器内科学、内分泌・代謝内科学、神経内科学・脳卒中医学、血液内科学、腎臓内科学、呼吸器・甲状腺・乳腺外科学、循環器病学B、産科婦人科学、小児科学、精神神経科学、泌尿器科学、皮膚科・形成外科学の各科目が行われる。循環器病学は内科学Ⅱ(循環器内科学)と心臓血管外科学を中心とし、関連する教室からの講義を組み合わせた統合型となっている。他の科目も必要に応じて教室の壁を越えて適切なテーマと講義担当者を配置している。
 その他、英語・医学英語IIIでは、少人数のグループで英文医学論文の講読の演習を行うスモールグループ学習が行われる。


第4学年

 第3学年後半から始まった臨床医学の講義が引き続き行われる。
和漢医学概論、法医学、高齢医学、リウマチ膠原病学、小児外科学、救急医学、脳神経外科学・脳卒中医学、整形外科・リハビリテーション医学、眼科学、耳鼻咽喉科学、放射線医学・放射線腫瘍学、麻酔科学、腫瘍学、感染症学、生活習慣病学などが含まれる。これらの臨床医学に関する系統的な知識の修得は、臨床実習に際して不可欠で、実地臨床への第1歩である。
 次年度の臨床実習に備え、診断能力と基本的な臨床技能を身につけるための臨床診断学講義および実習が行われる。
 その他、臨床医学的な内容を課題としたチュートリアル教育、必修科目としての医学英語が行われる。英語・医学英語IVでは、少人数のグループで英文医学論文の講読演習が行われ、さらに高度な英語能力の修得を目指す。
 後期には臨床実習が開始される。臨床実習に先だって、これまでに学んだ基礎、臨床、社会医学の知識と基本的な臨床技能に関して、全国的に行われる共用試験(コンピュータ試験CBTと基本的臨床技能試験OSCE)による評価を受ける。共用試験に合格することは臨床実習の要件である。臨床実習を許可されたものには、白衣式において白衣とStudent Doctorの認定証が授与される。臨床実習(BSL)は、これまでに修得した医学知識を、実地臨床に応用する能力の育成が目的であり、ほぼ2年間にわたって小グループで各科を廻って行われる。臨床医としての姿勢の基本がこの時点に形成される。


第5学年

 M4後期に引き続き、臨床実習が主体となる。当学年では、臨床実習として、学生の診療参加型実習(クリニカルクラークシップ)が積極的に取り入れられている。自らが、担当する患者の担当医になったつもりで患者の病歴を聴取し、課題を解決するための検討を積極的に行う。これまでに修得した医学知識を応用する場である。積極的に臨床実習の課題や疑問を解決していく姿勢が望まれる時期である。疑問を感じたら各科の先生に積極的に質問し、知識を確実なものにするなど、生涯医師として学習するための良い習慣を身につけて欲しい。
 第1から4学年に引き続き、さらに高度な英語力を身につけたいと希望する学生、第6学年で国外でのクリニカルクラークシップ実習を希望する学生等を対象にした英語・医学英語Ⅴを選択科目として設定している。


第6学年

 最終学年は、卒業に向けて全科目の総仕上げと、卒後臨床研修への円滑な導入のための準備に充てられる。
 診療参加型臨床実習であるクリニカルクラークシップが、第5学年に引き続き行われる。学内もしくは学外(海外を含む)の医療機関で各2〜4週間の実習に臨む。その後、6年間の医学知識の総まとめとなる「臨床総合演習」が行われる。また、公衆衛生学の講義において、既習の医学知識の社会集団への応用と医学知識の整理が行われる。

   
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