大学ホーム医学研究科教育・研究指導研究室・研究グループ薬理学教室

研究室・研究グループ紹介:薬理学教室

大学院医学研究科生理系専攻分子細胞薬理学専門分野は、分子細胞生物学を基盤とした薬理学分野を対象とする。教員は、医学部薬理学教室のスタッフが兼任している。当専門分野では、分子細胞薬理学の特徴を反映した、分子レベル、細胞レベルの最近の医学生物学の進歩に立脚した薬理学研究を行う。同時に高度な専門知識を身に付けた医師、研究者の養成を目指した専門教育を担当する。また、他の基礎系大学院専門分野及び臨床系大学院専門分野との連携のもとに、大学院生の個々の資質向上を目的とした協力体制の実践を特に心掛けている。

研究分野

1.アミノ酸トランスポーター

アミノ酸トランスポーターのなかでも胎児やがんに発現の多いLAT1に焦点をあて、その発生、がん、血管新生における役割の解明を行っている。培養細胞やモデル生物(アフリカツメガエル、マウス)で、古典的な生理学、生化学的な解析法に加え、オミックスの手法も取り入れている。

2.有機酸トランスポーター

尿酸トランスポーターの機能解析と病態への関与について検討している。

研究機器

2021年、私学助成を受け全学で購入したハイブリッド四重極型-フーリエ変換質量分析計(Thermo社 Q Exactive plus)が蛋白質核酸共同研究施設に設置され、三連四重極型質量分析計(Sciex社QTRAP 6500)と併せて当教室の福冨助教により管理運用されている。

オリンパス倒立型共焦点レーザー顕微鏡が稼働している。利用希望者は教室まで連絡して下さい。

大学院生

現在薬理学教室所属、共同研究先所属の大学院生1人、研究生2人在籍している。すべて、社会人で仕事の後や週末を利用して研究している。テーマの選び方、実験手法、データの解釈につきマンツーマンで指導する。時間が限られているとはいえ、自らの手で実験を計画し、遂行し、解釈して次の実験を考えるという過程をきちんとたどってもらえるようにしたい。ある程度データがまとまった時点で薬理学会とその部会などで研究の成果を発表してもらう。

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