メンバー紹介/秋元 義弘

秋元 義弘 bookmark

プロフィール bookmark

  • 氏名: 秋元 義弘 (あきもと よしひろ)
  • 職位: 教授
  • 専門分野:解剖学、グライコバイオロジー、細胞外マトリックス、発生生物学
  • 連絡先:
  • 教員紹介ページ(杏林大学)
  • ReaD & Researchmap 研究者ページ

現在の研究テーマ bookmark

  1. 糖尿病における O-GlcNAc 及び O-GlcNAc 転移酵素の機能解析
  2. 細胞外マトリックスの組織細胞化学的検討
  3. 皮膚の発生における Homeobox 遺伝子の機能解析
  4. プラズマ照射による組織、細胞への影響の分子形態学的解析

糖尿病における O-GlcNAc 及び O-GlcNAc 転移酵素の機能解析 bookmark

近年 O-GlcNAc と呼ばれる糖を修飾された蛋白質が核や細胞質に存在することが、明らかになった。この O-GlcNAc は、翻訳後修飾機構の一つであり、シグナル伝達に関与していることが明らかにされつつある。私達は、O-GlcNAc を蛋白質に付加する糖転移酵素(O-GlcNAc transferase)並びに O-GlcNAc が膵臓、とりわけランゲルハンス島に多量に存在することを免疫組織化学的に見い出した。このことから O-GlcNAc は血糖の調節に関与することが推測される。現在、ヘキソサミン代謝系における O-GlcNAc に注目し、O-GlcNAc と糖尿病との関係についての基礎的研究を行っている。

細胞外マトリックスの組織細胞化学的検討 bookmark

細胞外マトリックスの解析では、特に基底膜に注目し、その主要な構成成分であるコラーゲン分子やガレクチンなどのそれぞれの役割について、分子生物学並びに組織細胞化学的解析を行っている。

皮膚の発生における Homeobox 遺伝子の機能解析 bookmark

ニワトリ胚やマウス胚の皮膚を過剰量のビタミンA存在下で培養すると表皮の粘液化生を生ずる。この粘液化生や角質器(羽毛、ウロコ、毛)の発生における homeobox 遺伝子の役割について解析を行っている。

プラズマ照射による組織、細胞への影響の分子形態学的解析 bookmark

プラズマ照射は、止血に有効で、上皮組織の再生を促進することから、炎症性皮膚疾患の治療への応用が期待されている。一方、光学顕微鏡レベルでの検討が行われてきているが、電子顕微鏡レベルでの、系統的な検討は行われていない。
現在、電子顕微鏡を使ってプラズマ照射による細胞、組織への影響を超微形態学的に解析している。