大学ホーム医学部教室紹介脳神経内科学教室

脳神経内科学教室

教室専任教員

教授 千葉 厚郎
准教授 市川 弥生子
講師 宮崎 泰
助教 岡野 晴子 内堀 歩 大石 知瑞子
  徳重 真一

教室概要

神経内科は、脳・脊髄・末梢神経・神経筋接合部・筋肉といった臓器に関連した多岐にわたる幅広い器質的疾患を扱う学問です。
当教室では、神経内科学に関する診療・教育・研究を行っています。 患者さんの立場に立った最良の診療と、神経内科学の正しい知識を持つ神経内科専門医の育成、神経疾患の病態解明や実践的な臨床に役立つ研究を目標としています。
神経内科では、頭痛・めまい・しびれ・もの忘れ(認知症)などのcommon diseaseから、てんかん・髄膜炎・脳血管障害などの神経救急疾患、変性疾患や自己免疫性疾患などの神経難病と多種多様な疾患を網羅しており、今後の日常診療においても高いニーズが見込まれる領域です。一方で神経内科専門医は最も人員が豊富と言われている東京都内でも853人(2015年4月現在)と希少です。
当教室では、神経内科の診療・研究に興味を持ち、共に向上し前進したいと考えるみなさんが仲間として加わってくれることを期待しています。

研究グループ及び研究課題

当教室では、臨床神経学全般にわたる知識を深めるだけではなく、以下に挙げたような神経内科学のより専門性を有するサブスペシャリティを持って診療・研究を行っています。

神経免疫

神経内科教授の千葉を中心として、ギラン・バレー症候群、傍腫瘍神経症候群、感染後急性小脳失調症など、その発症に免疫的機序の関与が強く疑われる神経疾患について、患者血清中に出現する抗神経抗体の検討とその病態との関わりについての研究を進めています。中でもギラン・バレー症候群における抗糖脂質抗体の研究に関しては、ギラン・バレー症候群の亜型とされるフィシャー症候群においてガングリオシドGQ1bに対する抗体が特異的に上昇することを見いだしました。この抗体検査は今や同症候群の補助診断法として世界的にも広く用いられるに至っています。またこのような既知の抗体の測定を臨床サービスとして行うばかりでなく、これまでに報告のない新たな抗体の探索を進めています。例えば感染後急性小脳失調症においてこれまで報告のない新たな抗体を見いだし、現在その病態への関わりについて研究を進めています。

神経遺伝学

いくつかの神経難病を含む神経疾患では、遺伝性があることが判明しています。問診により、遺伝性疾患の病歴・家族歴を聴取し、情報を整理して遺伝子診断の必要性を検討し、十分な情報提供を行い可能な選択肢を提示します。
臨床遺伝専門医である市川講師を中心に、臨床遺伝学的なアプローチからの診断方法や情報を学ぶことが可能です。先頃、東京大学医学部附属病院神経内科、ゲノム医学センターとの共同研究で、遺伝性神経疾患の新規変異を同定いたしました。

神経筋電気診断学

針筋電図、神経伝導検査、体性感覚誘発電位(SEP)などの電気生理学的検査法を用いて、神経疾患の診断や病状評価を行う分野を神経筋電気診断学といいます。
日本臨床神経生理学会認定医である大石助教を中心に、臨床に即した実践的な検査・診断技術を学ぶことが可能です。

脳卒中

脳卒中とは、脳梗塞・脳出血・一過性脳虚血発作などの脳血管障害の総称です。
当教室では、脳卒中センターに医局員を配置し、当院の一、二次および三次救急外来に搬送される脳卒中患者に迅速な初期治療を提供しています。脳卒中病棟では早期からリハビリテーションを導入し、急性期脳卒中の治療に加えて慢性期脳卒中の予防的治療を行っています。
多摩地区を中心とした豊富な症例の経験実績があり、脳卒中診療を経験し、脳卒中専門医を取得することが可能です。

近年の主な業績

  1. Tokushige1, Terao Y1,2, Matsuda S1, Furubayashi T3, Sasaki T1, Inomata-Terada S1, Yugeta A1, Hamada M1, Tsuji S1, Ugawa Y4 (1University of Tokyo, 2Departmrnt of Cell Physiology, 3Tohoku Bunka Gakuen University, 4Fukushima Medical University) : Does the clock tick slower or faster in Parkinson's disease? -insights gained from the synchronized tapping task. Front Psychol 9:1178. DOI: 10.3389/fpsyg.2018.01178
  2. Nakajima M, Uchibori A, Ogawa Y, Miyazaki T, Ichikawa Y, Kaneko K, Takahashi T, Nakashima I, Shiraishi H, Motomura M, Chiba A.
    Case of CV2/CRMP5-antibody-related Paraneoplastic Optic Neuropathy Associated with Small-cell Lung Cancer. Intern Med. 2018 Jan 11. doi: 10.2169/internalmedicine.9736-17.
  3. Yamagishi Y, Suzuki H, Sonoo M, Kuwabara S, Yokota T, Nomura K, Chiba A, Kaji R, Kanda T, Kaida K, Ikeda SI, Mutoh T, Yamasaki R, Takashima H, Matsui M, Nishiyama K, Sobue G, Kusunoki S. Markers for Guillain-Barré syndrome with poor prognosis: a multi-center study. J Peripher Nerv Syst 22: 433-439, 2017.
  4. Nakajima M, Uchibori A, Ogawa Y, Miyazaki T, Ichikawa Y, Kaneko K, Takahashi T, Nakashima I, Shiraishi H, Motomura M, Chiba A. A Case of CV2/CRMP5-antibody-related Paraneoplastic Optic Neuropathy Associated with Small-cell Lung Cancer. Intern Med. 2018 Jan 11. doi: 10.2169/internalmedicine.9736-17.
  5. Uchibori A, Gyohda A, Chiba A. Ca(2+)-dependent anti-GQ1b antibody in GQ1b-seronegative Fisher syndrome and related disorders. J Neuroimmunol. 298: 172-177, 2016.

当教室の詳細は、神経内科のホームページを御覧下さい。

このページのトップへ

PAGE TOP