平成29年3月21日より24日にかけて、California大学Davis校のGeorge Meyer教授をお招きして医学部5年生を対象とした臨床医学セミナーを開催しました。
Meyer先生は米国消化器病学会最高栄誉会員(MACG)の称号を持つ高名な消化器内科専門医で,米国内科学会においても過去に北カリフォルニア支部長を務められた重鎮です。専門分野に偏らない幅広い知識を有し、問診と身体診察を重視した診断の指導に長け,本邦の臨床研修施設での指導実績も豊富です.
今回のセミナーでは、学生がこの一年間の臨床医学実習で担当した症例の中から選りすぐった1症例をプレゼンしそれを元に参加者全員でディスカッションという症例検討(全て英語)をひたすら繰り返し、4日間で17名の学生がプレゼンしました。それとは別にMeyer先生のレクチャーが1日1コマあり昼食もMeyer先生と一緒という贅沢なプログラムでした。
参加した学生たちは集中力を途切らすことなく満喫していました。臨床医学と英語の学力が向上しただけでなく、Meyer先生のお人柄に触れながら臨床医としての心構えについても多くを学び学習意欲も大いに高まったようなので、彼らの今後が非常に楽しみです。
医学教育学 矢島知治