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Faculty of Medicine医学部小児科学・伊藤雄伍助教が日本小児腎臓病学会優秀演題奨励賞を受賞

平成25年6月28日(金)に徳島市で開催された日本小児腎臓病学会学術集会において、小児科学教室の伊藤雄伍助教の発表である「ネフリン遺伝子の発現におけるWolf-Hirschhorn syndrome candidate 1-like 1のエピジェネティクな役割」に対して、優秀演題奨励賞が授与されました。

ネフリンは腎糸球体における血漿タンパク濾過障壁の主要分子ですが、その遺伝子制御の機序は全く解明されていませんでした。伊藤雄伍助教の研究により、ヒストンのメチル化酵素であるWolf-Hirschhorn syndrome candidate 1-like 1が、新規のネフリンのプロモーター活性化因子であることが、世界に先駆けて同定されました。この分子自身の制御物質の同定は、抗ネフローゼ薬の創薬に貢献する可能性があり、今後の更なる研究の進展が期待されます。

 (小児科学教室教授 楊 國昌)