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Faculty of Medicine国際小児腎臓病学会で優秀演題賞を受賞-小児科学教室 伊藤雄伍助教

平成25年8月30日〜9月3日に上海で開催された第16回国際小児腎臓病学会で、当教室の伊藤雄伍助教の発表「Epigenetic role of Wolf-Hirschhorn syndrome candidate 1-like 1 (WHSC1L1) in nephrin gene expression」が優秀口演に選ばれました。これは、受理された1004題の発表のうち上位84題が口演発表に選ばれ、さらにその中の20題に与えられた優秀演題賞のひとつです。伊藤助教の研究は、WHSC1L1という新規分子が、ネフローゼ症候群のタンパク尿の病態の根幹にある糸球体上皮のネフリン障害を、epigenetic levelでコントロールすることを初めて同定したものです。この研究成果は、WHSC1L1をさらに上位で調節する化合物の同定により、新規の抗ネフローゼ薬の創薬化の可能性があることを示唆するという意味でも、極めて科学的そして臨床的に価値のあるものです。

伊藤助教の今後の更なる活躍が期待されます。

(文責:小児科学 楊 國昌)