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臨床検査医は検査のプロフェッショナルとして、検査部門の監督を通じて検査の信頼性を確保すること、臨床科の医師に対して専門的立場から助言を行うこと、および臨床のニーズに合致した検査の導入・再編を行うことが主要な業務です。当教室では、実習・講義・見学を通して各種検査の意義と使い方を理解し、疾患相互の鑑別を進め、最終診断に達する思考能力を養うことを目標としています。
当教室の教員は、臨床検査医学に含まれる様々な分野の中で、各自がそれぞれ異なる分野を専門としており、臨床検査医学の多様な内容を広くカバーした教育を行っていることが特色です。また、以下に示した研究にも大きな重点を置いており、これらの研究から得られる最新の知見に基づいた教育を実施しています。
日本臨床検査標準協議会(JCCLS)「標準採血法検討委員会」による「標準採血法ガイドライン」作成に参画など。
2009年に、非定型抗酸菌の新菌種であるMycobacterium kyorinense(通称“杏林菌”)を発見しました。現在、新型コロナウイルス感染症関連検査の研究を行っています。
1)メタボリックシンドロームを中心とする脂質異常・糖尿病・高血圧などの生活習慣病の病勢を超音波検査により評価する研究 2)慢性肝疾患における肝障害に対する炎症関連遺伝子の影響や生理活性物質との関係に関する研究 3)脂肪酸組成と疾患発症や病勢との関係に関する研究などを行っています。
心音・心機図を用いた心臓診察による肺高血圧症の早期診断の研究を行っています。
発がん遺伝子リスクを精密に把握し、そのリスクに基づいてがんの予防や早期発見早期治療を行う「先制医療」を目指して、発がんリスクGermline遺伝子変異診断開発の研究を行っています。
がんゲノム医療におけるパネル検査やがんの免疫チェックポイント阻害剤治療の効果を予測するバイオマーカー研究も行っています。
近年ナッツアレルギーなどの食物アレルギーが増加しています。当教室では、新規アレルゲン、特に、ナッツアレルゲンの同定・その診断への応用に取り組んでおり、ナッツアレルギーに対する精度の高い診断法の確立を目指しております。
未知の稀少小児免疫異常症におけるゲノムワイド解析による原因遺伝子の探索・解析により病態を明らかにすることを目指しております。