国際協力分野において、これまで数々の失敗と成功を繰り返しながら、さまざまなかたちの「支援」「援助」が行われてきました。「先進国」と「発展途上国」は、それぞれ「支援する側」と「支援される側」という立場となり、現状を解決しようとする取り組みが行われています。その際、「支援する側」のものさしで判断し行動するとどのようなことが起こるか、国際協力における私たちのあり方はどのようなものなのか考えています。
最近のゼミナールでは、「外国にルーツをもつ子どもと親」の支援をテーマとして、現状や課題を学んでいます。現在、「多文化共生」の重要性が謳われる一方で、日本で暮らす外国にルーツをもつ方々に対して決して優しい社会とは言えない状況です。「多文化共生」を実現するために、自分たちのできる国際協力について考えております。また、それ以外にも国際社会で起きている人権問題、貧困問題を知るために、ゲスト講義やフィールドワークを行っています。
3年生の春学期では、まず国際協力に関する基礎知識を得るために専門書を読んだり、日本のNGO・NPOをリサーチしたり、国際協力に関する知識の基礎固めをしていきます。秋学期からは、ゲスト講義やフィールドワークなどで実際に国際協力の現場に関わられていらっしゃるNPO・NGOの方々からお話を伺う機会を設けています。ニュースや新聞などでは知ることができない現場のリアルなお話を聞かせていただき学びを深めると同時に、ゲストの方々の国際社会との向き合う姿勢に刺激を受けております。
さまざまなリアルに触れながら、世界のどこかで起こっている「他者」の問題ではなく、自分たちの生活とのつながりを感じ、「自分事」として何ができるか徹底的に考えることを大事にしています。
観光交流文化学科
准教授 赤嶺 恵理
私たちは誰でも、物事を判断するときの「自分なりの基準=ものさし」を持っています。そのものさしは、生まれ育った環境や、これまで出会ってきた人たち、触れてきた文化、社会から受けた影響など、さまざまな経験によって形づくられています。私たちは、<自分のものさし>を持ちながら、知らぬ間に自分なりのフィルターを通して世界を見ているのではないかと思います。大学の学びの中で、社会で起きている現象を多面的に見たり、批判的に分析したりすると、その現象の見え方が変わったり、これまで気づくことができなかった新しい一面に気づくかもしれません。
ゼミナールでは、仲間と学びます。たくさんの人と出会い、さまざまな考えに触れながら、一人ではできない学びを深めていってください。

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もともと海外・世界というものに関心があり、2年生の時に赤嶺先生が担当していた「国際協力と観光」という講義を受けて国際協力の分野に興味を持つようになりました。そしてより深く学びたいと思いこのゼミを選びました。また、赤嶺先生の優しいお人柄もこのゼミを選んだ大きな理由の一つです。実際にゼミのメンバーで意見を交換することに加え、ゲストスピーカーの方を招いてお話を伺ったり、JICAに訪問させてもらったりして、現場レベルの視点から学べています。
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ゼミナールの雰囲気はとても明るく和やかです。ゼミ生同士も仲が良く3・4年生合同での歓迎会をしてもらうこともありました。ゼミ活動でのポスター制作や杏林祭での出し物などもみんなで分担・協力して進めました。ゲストスピーカーの方のお話を伺う際には、それぞれ重要と思う点について活発に質問をするなど、気になること、知りたいことを深く学べるゼミナールです。
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私はまだ業界を絞っていないのですが、国際協力を学ぶ中で人との関わりに興味を持っており、直接人と関わって笑顔にできる仕事をしたいと考えています。そのため学科として学んでいるホスピタリティを活かせる旅行業界やインバウンドの支援事業なども考えています。またサッカーを長年やっていたこともあり運動が好きなのでスポーツに関連する仕事にも興味があります。
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杏林大学の観光交流文化学科では地域振興・ホテル業界・温泉・国際協力・エアライン・ブランド論など多くの分野を学べる環境があります。自分が興味のあることはもちろん、そうでないと思っている内容でも後になって結びつきが見えることが多く、社会が回っていく上でのつながりを実感できると思います。まだ自分が興味のあることが分からなかったり、夢や気になる業界が決まっていなかったりしてて不安に感じている人もいると思いますが、大学で学んだり、友人、先生、家族などと話しているうちに浮かんでくるものだと思うので心配する必要はありません。何より大学生活を楽しむことを目指してください。
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一番の大きな理由は、赤嶺先生の「国際協力と観光」の講義を受けたことです。また、フランス語の講義で聞いた、国際協力の実体験のお話が印象に残っていたことも理由の一つです。それまで国際協力の分野に触れることがほとんどなかったため、とても新鮮であり、支援とは何かについて興味を持ちました。ゼミナールを志望した当時、海外への憧れから留学を予定していたので、自分の視野を広げられる領域での活動をしたいと言う思いもありました。
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とても明るく良い雰囲気だと思います!先生のお人柄もあり、和気あいあいと活動できています。ゼミナール開始当初は初めて関わるメンバーばかりであったので、緊張していましたが、グループワークを通じて気兼ねなく個人の意見が言える環境が築かれていきました。活動内容として、1セメスターに1度はフィールドワークを行い、春学期にはJICAの施設へ見学に行きました。ゲスト講師をお招きすることもあり、国際協力の現場での生の声を聞く貴重な機会もあります。私たちの学年は「外国にルーツを持つ子どもたち」をテーマとして掲げており、その一環で学園祭では、子どもたちと学びながら遊ぶイベントを企画しました。
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現在は特定の業界は決まっていませんが、将来的には国際協力の現場で活動してみたいと考えています。留学経験や、赤嶺先生が担当されていたタイのフィールドスタディに参加したことがきっかけで、多文化共生とは何か、相手を理解すること、支援の難しさを学んだことで国際的な支援活動に関心を持っています。目指している業界は未定ではありますが、人と関わる仕事を通して、自分との関わりが誰かの支えや前向きな変化につながるような働き方をしたいと考えています。
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私は入学前はブライダル業界に興味があり、観光交流文化学科を目指しました。しかし、大学で学ぶにつれて「私ってこういうことに興味があったのだ」と自分のことを知る瞬間が多くありました。国際協力もその一つです。観光産業は多様な分野から成り立っているので、私のように興味関心や趣味が広いと選択に迷ってしまうと思います。それでも、自分の知りたい!という気持ちを大切にしながら学べる環境は幸せだと感じています。皆さんが沢山の学びと素敵な人たちとの出会いに恵まれることを願っています。





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