観光交流文化学科 西山ゼミナール

学んでいる内容(研究テーマなど)

担当している授業(フードビジネス論や宿泊産業論)では、計数管理や効率的経営に注目し、企業がどのようにライバル他社と競い、生き残るための戦略を立てているかを取り上げてきました。しかし、牛丼チェーン店のキャッチフレーズのように「早い」「安い」を追求した結果、大切なものが失われているように思えてなりません。観光産業には、短期の研修で実践できるマニュアル型の業務もあれば、一生をかけて修得する熟練の技もあります。本ゼミナールでは、変化の激しい観光産業において、どのような人々がどのような形で事業に関わっているかを経営学の視点から理解し、とくにこの産業を文化的にも支えてきた目利きと呼ばれる職人に着目しています。

ゼミの特徴

現在はフードビジネスを対象に調査を進めています。訪日外国人の最大の関心は、日本の食にあります。そして、日本の食文化を支えるフードビジネスには、生産者や外食企業のほかにも、卸売業者や仲卸など様々な職業の人々が関わっています。2018年秋に移転した豊洲市場や築地場外市場の実地見学を行い、フードビジネスがどのように成立し機能しているのか、またどのような危機に直面しているのかについて考察します。ゼミナールでは分厚い文献にため息をつきながらも、「社会の面白いこと発見隊」のように話題が尽きない時間を過ごしています。

受験生の皆さんへ向けたメッセージ

観光交流文化学科
准教授 西山 桂子

観光産業は経営面において様々な批判を集めてきました。例えば、労働環境が厳しい、生産性が低いなどです。ですが、課題が多い分、未来を担う皆さんには挑戦し甲斐のある産業ともいえます。また、観光産業には、合理的な経営など発展させるべき側面と同時に、伝統や文化など守るべき側面もあります。何を残し、何を取り入れるのか、厳しい目利きが今後は必要になります。大学生活では、何でも見て、何でもやってみる、そしてたくさんの人に出会い、話すことで、ぜひ観光の目利き力を鍛えていただけたらと思います。

観光交流文化学科准教授 西山 桂子
このゼミナールを選んだ理由は?

就職を目指している業界に進むのに西山先生の専門分野が近かったからと、2年生の春学期に履修したフードビジネス論が面白かったからです。西山先生は、食の流通やフードビジネスを専門にされています。私は製菓業界への就職を目指しているため、良い学びができると考えました。「フードビジネス論」は、日本のフードビジネスの歴史、サービスの特徴、売り上げを伸ばす方法などを学ぶ授業で、とても面白かったですし、西山先生の学生に寄り添う丁寧な教え方に、この先生のゼミナールに入りたいと思いました。

ゼミの雰囲気はどうですか?

落ち着いた雰囲気です。先生の人柄もありますし、メンバー全員仲が良いので、協力しながら課題に取り組んでいます。ゼミ活動として「築地」という本を章ごとに分担し、メンバーで説明を行ったのですが、分からないと思ったことに対して気兼ねなく質問ができるくらいに、メンバー同士の関係は良好です。少しふざけることもありますが、真面目に考えなくてはならない時には切り替えて真剣に活動することができる、メリハリのあるゼミナールだと思います。

就職を目指している業界や、取得を目指している資格はありますか?

製菓業界です。小さい頃は先生や検察官に憧れを持っていたのですが、高校2年生の頃、本当にやりたい事はどんなことなのだろう?と考えた結論が「自分の好きな物に関われる仕事」でした。小さい頃からお菓子が大好きで、高校の頃は毎日飴を持ち歩いていたため、お菓子の会社はどうだろうかと閃きました。それから製菓の企業を調べていくうちに、新商品の企画をする仕事がとても面白そうだと思い、製菓業界を目指すことに決めました。

受験生の皆さんへ向けたメッセージ

観光交流文化学科、というと航空業やホテル産業、旅行会社に勤めたい人ばかりが集まるイメージがありますでしょうか。もし自分の進みたい業界と少しずれがあるのではないかと悩んでいるのでしたら、大丈夫だとお伝えしたいです。「観光」は幅広く、様々な業界に繋がっています。私が就職を目指している製菓業界も、最近はご当地製菓が旅行のお土産として定番ですし、繋がりがあります。進みたい業界と観光にどんな繋がりがあるのかを考えてみたら、面白いかもしれません。