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英語学科 田中ゼミナール

学んでいる内容(研究テーマなど)

文学、映画、ドラマ、マンガなど作品として形のあるものから、年中行事や生活習慣といった無形のものまで、あらゆる文化の営みは人間の欲求や欲望、そして歴史の蓄積が複雑に絡み合って成り立っています。田中ゼミナールでは各自が設定した研究テーマ(=文化)を解きほぐし、卒業論文へとまとめていきます。現在、ゼミナール一期生は「70年代に生まれた音楽ジャンルとしてのパンクはなぜ衰退したのか」、「日本のアニメ作品の実況配信をする海外のファンは作品のどこに違和感を感じるのか」、「21世紀の日本で検閲は現実のものとなるのか」、「スポーツにおける声援は選手の心理にどのような影響を与えるのか」など、幅広いテーマを思い思いに研究しています。

ゼミの特徴

集合写真

「あえて」英語学科で文化研究を志すメンバーが集まったためか、ゆずれないものへの独自のこだわりと秘めたる情熱には目を見張るものがあります。このように個としての在り方が際立っている一方、他のメンバーの報告に対してはそれぞれが真摯にコメントをしたり、イベント事では時間を忘れて皆でとことん楽しむなど、ゼミナール内には一見して相反する(家族のような)連帯感もあります。また、同じ映画作品を鑑賞してコメントをピアレビューしたり、自身の研究で扱う論文を持ち寄って解説したり、頻繁に卒論の進捗状況を報告することで、「伝わるように書く」力の涵養を大切にしているのも特徴の一つです。

受験生の皆さんへ向けたメッセージ

英語学科
准教授 田中 洋

何かを調べたり書いたりがとても手軽にできる時代になりました。しかしそれだけに、自身で知識を整理して、考え、活用していく力、言わば「その人にしか出せない味」が一層求められるようになってきていると感じています。膨大な情報を流れてくるままに浴びつづけ、断片的に吸収して満足してしまうのではなく、新しい知識を自身のこれまで/これからの経験と有機的に結びつけ絶えず試行錯誤しながら、あなたというかけがえのない人間をじっくりと育てていって欲しいと思います。焦らず急がず、ちょっと回り道をしたりたまには道草を食ったりしながら、井の頭キャンパスで一緒に学べることを楽しみにしています。

准教授 田中 洋
  • このゼミナールを選んだ理由は?

    田中ゼミナールを選んだ理由は2点あります。まず他のゼミナールと比べ研究内容が幅広く設定されており、本当に研究したい分野を見つけて深く探求できる点です。もう1点は、田中先生は私の大学1年次のアカデミックアドバイザーであり、1年間を通して何度も相談に乗っていただいたことや、様々な学びを私たちに与えてくださっていたことが挙げられます。

  • ゼミの雰囲気はどうですか?

    ゼミ生は皆仲が良く、ON/OFFの切り替えができています。授業内では、他の人の研究テーマについて真剣に考えそれぞれオリジナリティ溢れる意見を出したりして、個々の考え方を重視し楽しく過ごしています。授業時間外では明るくて仲が良く、お互いに交流を深めています。このようにメリハリがはっきりついているゼミであると言えます。

  • 就職を目指している業界や、取得を目指している資格はありますか?

    将来就職先として検討している業界は自動車業界や航空業界、観光関係と多岐にわたって言います。それぞれ「人」と関わることを共通点としていて、私の研究対象でもある「ホスピタリティ」と「おもてなし」の精神を発揮できる場だと考えています。取得したい資格等は今のところ未定ですが、就職活動や趣味を通じて何か惹かれる資格があれば挑戦したいと思っています。

  • 受験生の皆さんへ向けたメッセージ

    「語学」や「文化」に興味があったり、「英語頑張ってみようかな」と考えたり、様々な学びに対して異なる考え方を持った、多様な人が集まるのが大学であると思います。その中で周囲に流されずにどれだけ自分を磨き、「自分らしさ」を守り続けられるかが最も重要です。色々なことを経験し必要なことを選択し吸収して自分のものにしなくてはなりません。「自分らしさ」を大切にして4年間頑張ってください!

  • このゼミナールを選んだ理由は?

    ゼミ選択期間に留学中で異文化体験をしていたため、文化比較がテーマのゼミを選ぼうと考えました。また、応募課題として出された小論文のテーマが、「好きな本のどこが好きなのか」であり、自分の興味対象を掘り下げて研究していくことのできるゼミだと思ったことが決定打でした。さらに、新設のゼミの一期生として先生とゼミを作っていくのが楽しそうだと思ったため、田中先生のゼミを選びました。

  • ゼミの雰囲気はどうですか?

    このゼミは私たちの代に新設されたゼミということで、先生と共に、どんな内容を、どんな形式で取り扱っていけばいいのかを模索してきたため、形式にとらわれない比較的自由なゼミの雰囲気があると感じています。また、ひとりひとりが考えてきたものを持ち寄って発表してから、他のメンバー・先生の視点での考えを聞くことができるため、個人作業と共同作業のバランスが良いと思います。

  • 就職を目指している業界や、取得を目指している資格はありますか?

    目指している業界は、お酒を取り扱う業界です。お酒といっても様々な種類がありますが、特に日本酒を醸造したり売ったりすることに強い興味があります。その理由は、他でもない外国語学部で異文化というテーマを学んできたことです。多様な異なる文化が日本に入ってくる中で、元々日本にあった文化をどうすれば残せるのか、どのように変化していくのかに直接関わることができればいいと考えています。

  • 受験生の皆さんへ向けたメッセージ

    皆さんはどのように大学・学部選びをしているでしょうか?さまざまな条件があると思いますが、あるゼミや先生に惹かれて選ぶというのも良い選び方なのではないでしょうか。そのために、こういった大学紹介のページを読むのはもちろんのこと、ぜひ直接大学を見学できる機会を利用してほしいです。色々な大学の紹介やオープンキャンパスを通して、どのような学問をどのような形で学びたいかを具体的に決めると、入学後の大学生活がより充実すると思います。