受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

英語学科 八木橋ゼミナール

学んでいる内容(研究テーマなど)

認知言語学・語用論・第二言語習得論に関わる様々なテーマを扱っています。某航空会社で客室乗務職に就いている卒業生は「航空機内のコミュニケーションにおけるポライトネスストラテジー」というテーマで卒業論文を執筆されました。飛行機を安全に飛ばす保安業務においては、時に「注意」や「断り」をしなければなりませんが、どのような配慮・声掛けをすれば角が立たず効果的であるかを追求しました。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の大ファンだった方は、全セリフを書き起こし、人間関係の推移と言いさし表現の出現にはある相関が見られることを突き止めました。議論・添削を通して、教員も大いに学ばせていただいています。

ゼミの特徴

集合写真

ゼミナールで大事にしていることは「半学半教=(学生と教員の分を定めず、相互に教え学び合うこと)」です。この基本方針の下、メンバーが共有している目標は以下の4つです。
1. 仲間と切磋琢磨し真剣に研究することは、大学に身を置く者に課せられた義務。学問に果敢に挑む勇気と決意を持って取り組もう。
2. 誰もが辛く嫌だと思うようなことを前にしても、損得など計算せず、真っ先に笑顔で取り組む気概を育もう。
3.たとえ不器用であっても<品格>と<わきまえ>を持ち合わせ、行き届いた配慮を当たり前のように提供できる人に成長しよう。
4. 疲労を癒すものは単なる休息ではなく<達成感>であるということを、ゼミナール活動を通して体感しよう。

受験生の皆さんへ向けたメッセージ

英語学科
准教授 八木橋 宏勇

大学での学びは、分かりやすく「役に立つ」ものだけでなく、「役に立とうが立つまいが、自分の興味関心にまかせ、突き詰めて考えたい」という強烈な学欲に応える学びもあります。後者は、今後遭遇するであろう様々な難事に立ち向かうときに必要な「問題発見力」「問題解決発想力」「自己表現力」という根本的な技量を与えてくれるものと考えています。ですから、大学では、先人たちが築いてくださった知の体系(=学問)とじっくり向き合い、この3つの能力をしっかり涵養してほしいですね。うまく行かないことも多々ありますが、才能とは「失敗しても失わない気力」のことだと思って、不断の努力を積み重ねておいてください。そんな方に来ていただければ嬉しいです。

准教授 八木橋 宏勇
  • このゼミナールを選んだ理由は?

    誤解を恐れずに言えば「直観」でした。2年次の時点では、何を研究したいか漠然としていましたが、ゼミナール紹介冊子を熟読する中で、確かに八木橋ゼミナールに惹かれたことを覚えています。過去に受講した先生の講義が私の英語に対する価値観を広げ、それが認知言語学や社会言語学に基づいていることにも魅力を覚えました。また、主体性を持ち自立した意志が必要となる環境に身を置き、学生生活の集大成として自身の市場価値を高めたいとも考えていました。

  • ゼミの雰囲気はどうですか?

    八木橋ゼミナールでは「大学と社会を結ぶ間の組織」として活動しています。学年関係なく互いに学びの刺激を受けられるよう、3・4年生が合同で活動するのは他のゼミナールにはない特徴です。学生同士のディスカッション、及びプレゼンテーションを通し、ビシバシ意見を交わし、より良い充実したゼミナール活動を目指しています。また、ここでしか学ぶことのできない「社会人基礎力」は学生にも非常に有益で、沢山の刺激があります。

  • 就職を目指している業界や、取得を目指している資格はありますか?

    就職活動は終えているため、私なりに就職活動にどう向き合ったかをお伝えします。私には「経済的にも人間的にも自立し、組織や社会から求め続けられる人になりたい」という将来のビジョンがありました。自己分析をもとに長所を生かせる仕事に出会うこと、そして職場環境の整った会社を選ぶことで、後悔しない選択をするよう取り組んでいました。資格に関しては、不動産に興味があるため、宅地建物取引士に関心があります。

  • 受験生の皆さんへ向けたメッセージ

    将来のために目指すものがあって杏林大学を受験する方、明確な何かが無くても数ある大学からご縁があり杏林大学を選んで受験する方、色々な方がいらっしゃると思いますが、どんな方でも素敵なキャンパスライフを送ることができる大学です。綺麗で設備も充実していて、それぞれ専門分野が異なる何十人もの先生方がいて、杏林を目指してきた沢山の学生もいるこの大学で、是非、学生生活のサイコーな思い出と沢山の学びを得て頂きたいです!

  • このゼミナールを選んだ理由は?

    端的に言えば、八木橋先生のもとで学びたかったからです。私はゼミナールに入る以前から「コロケーション」(相性のいい語句の組み合わせ)という言語現象に関心がありました。この分野に関して造詣の深い先生のもとで学びを深め、研究を進めたいという思いからこのゼミナールを選択しました。せっかく大学にきたからには、一つ自分が興味を持った学問分野について徹底的に調べ、考え、極めたいと考えていたので、自分の興味関心に合った先生のゼミナールを選ぶことは私の中で重要なファクターでした。

  • ゼミの雰囲気はどうですか?

    真剣でありながら、時に緩やかであると思います。八木橋ゼミナールは1つの「組織」として、社会を意識したゼミナール活動を行なっています。社会に出て-人生において-重要なことの一つは「メリハリを理解すること」であると私は思っています。どこに力を入れて取り組めばいいのか、逆にどこを緩やかに楽しめばいいのか。それを理解しておくことは、今後の仕事・人間関係・私生活において重要な役割を果たします(play a key role!)。このメリハリを活動全体から経験的に理解できる雰囲気が八木橋ゼミナールにはあると思います。

  • 就職を目指している業界や、取得を目指している資格はありますか?

    私は就職ではなく、大学院進学を考えており、最終的には研究者として生きていきたいと思っています。これまでもいわゆる“普通”とは違う生き方をしてきましたが、それは「自分のやりたいことを徹底的にやる」という信念に基づいた選択をしてきたからです。自分の心から沸々と湧き上がる興味や関心を追究することは、今後の自分の糧となる良質な経験を得ることに繋がります。簡潔にいうと(Simply put!)、人生が楽しくなります。就職ではなく進学を検討しているのは、こういった理由です。

  • 受験生の皆さんへ向けたメッセージ

    もし「英語」や「言葉」に興味があり、杏林大学で学びを深めたいと考えているのなら、それらの知識を誰にも負けないくらい徹底的に蓄えてやろうという意識を持って入学するのがよいと思います。素晴らしい思考力や創造性というのは、豊かな知識があってこそ生まれるものです。大学で自分の興味関心について徹底的に深めたいのなら、考える材料となる豊かな知はできるだけ早期に培っておくのがよいと思います。それが大学生活でのより良い学びに繋がり、今後の人生をより良くする第一歩になると思います。