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Faculty of Foreign Studies教員紹介

項目名 内容
教員名 倉林 秀男
教員名フリガナ クラバヤシ ヒデオ
職位 教授
役職・委員(大学) 【学部】入試委員長
所属 英語学科
研究テーマ・分野 言語学(英語文体論)、英語教育、英米文学(特に19-20世紀の作家の文体)
担当科目(学部) 英語科教育法、英語学特論(文体論)、教職実践演習、キャリアデザイン、ゼミナール、卒業論文
担当科目(大学院) 応用言語学(修士)、応用言語学(博士)
兼務・兼担
(学部・研究科)
国際協力研究科
略歴 1999年 杏林大学外国語学部英米語学科卒業
2001年 獨協大学大学院外国語学研究科英語学専攻博士前期課程修了(修士:英語文化)
2003年 The University of Newcastle, Australia 修士課程修了(応用言語学専攻:Master of Applied Linguistics)
2005年 獨協大学大学院外国語学研究科英語学専攻博士後期課程単位取得退学(2018年3月 博士(英語学))
秋草学園高等学校、西武学園文理高等学校、川口市立芝東中学校、足立学園中学・高等学校非常勤講師を経て
2005年4月杏林大学外国語学部専任講師
 (2006年4月-2011年3月 中央大学商学部非常勤講師
  2006年4月-現在 桜美林大学文学部・リベラルアーツ学群非常勤講師)
2009年4月 杏林大学外国語学部准教授
(2011年4月- 獨協大学外国語学部交流文化学科非常勤講師)
2020年4月 杏林大学外国語学部教授(現在)
所有する学位 学士(文学)、修士(英語文化)、Master of Applied Linguistics、博士(英語学)
所有する資格等 中学校教諭専修免許状(英語). 高等学校教諭専修免許状(英語)
論文・著書等を含む
主要研究業績
★電子メールでのお問い合わせは
kurabayashi@gmail.com
にご連絡ください。
[学会発表]
●2008.6 日本文体論学会第93回大会「新聞記者が作家になるとき-Ernest Hemingwayを例に-」(於 立正大学大崎キャンパス)
●2008.11 日本e-Learning学会2008年度秋季学術講演会「発信型英語教育におけるSNS活用事例」(於 京都情報学院大学院大学)
●2009.9 JACET(大学英語教育学会)第48回全国大会ポスターセッション「杏林大学外国語学部「使える・話せる」実践英語習得プログラム」(於 北海学園大学 岩本和良氏、八木橋宏勇氏との共同報告)
●2009.11 JALT(全国語学教育学会)2009年度大会 “Task-based instruction for college EFL writing”(於 静岡県コンベンションアーツセンター、Takeda, Aya - University of Hawaii at Manoa; Kurabayashi, Hideo - Kyorin University)
●2010.03 AAAL (American Association for Applied Linguistics) 2010 Annual Conference “Integrating Task-based Language Teaching into English as a Foreign Language Writing Instruction” Aya Takeda (University of Hawaii at Manoa) Hideo Kurabayashi (Kyorin University) (at Sheraton Atlanta Hotel, Atlanta GA, USA)
●2010.08 第28回ビジネス英語文化研究分科会例会 「広告表現から考察する日本語的思考と英語的思考」(於 関西外国語大学中宮学舎)
●2010.09 JACET(大学英語教育学会)第49回全国大会 「杏林大学の英語教育効果測定: TOEICテストの効果的活用の試み」(於 宮城大学 高木眞佐子氏、岩本和良氏との共同発表)
●2010.12 日本ヘミングウェイ協会第21回全国大会 ワークインプログレス 「ヘミングウェイ作品における『意識の流れ』と『内的独白』の文体」(於 関東学院大学関内メディアセンター)
●2012.06 「文学作品の曖昧性 ― ヘミングウェイ作品における曖昧性について―」(日本文体論学会101回大会 於 日本大学法学部)
●2012.10 「Story-Retellingを中心とした英語発信能力養成のための基礎研究」倉林秀男・田村恵理・フェアバンクス香織(外国語教育メディア学会129回研究大会、於 東洋学園大学)
●2013.01(ワークショップ)「Hemingway作品を読み解く−語用論、文体論、認知言語学の接点を求めて」司会:深田智、コメンテイター:大沼雅彦、「文学と言語学の狭間でヘミングウェイを読む−揺れ動く解釈と登場人物の心理−」(日本語用論学会第15回年次大会 於 大阪学院大学)
●2013.05 (ワークショップ司会・講師)「ヘミングウェイを精読する−細かく読むからこそ見えてくるヘミングウェイ作品」、「表現にこだわって “A Simple Enquiry”を読んでみる」(日本ヘミングウェイ協会ワークショップ 於 東北大学)
●2013.08.31 JACET(大学英語教育学会)第52回全国大会ポスターセッション Kyorin Approach to Going Global 共同研究 スノードン・ポール、坂本ロビン、倉林秀男、岩本和良 於京都大学
●2013.10.13 (ワークショップ 講師)「アメリカ文学と精読」.『アメリカ文学をディベート,精読,多読する』日本アメリカ文学会第52回全国大会ワークショップ.於明治学院大学
●2013.12.21 「it と that に隠蔽された意味とは?―“The Sea Change” と “Hills Like White Elephants”の解釈を巡って―」日本ヘミングウェイ協会第24回全国大会ワークイン プログレス.於内田洋行東京ユビキタス協創広場 CANVAS
●2014.12(コーディネーター)ヘミングウェイ協会 第25回全国大会「ワークインプログレス」於 関西学院大学西上ヶ原キャンパス
●2015.09(研究発表)「わかりやすい公共サインのあり方を考える」(本田弘之、岩田一成との共同発表)、第36回社会言語科学会研究大会、於京都教育大学
●2015.12(シンポジウム:コーディネータ・講師)「ヘミングウェイの文体」日本ヘミングウェイ協会 第26回全国大会 於 内田洋行CANVAS
●2016.07(研究発表) “Hemingway’s Acquisition of Prose Style” The XVIIth Biennial International Ernest Hemingway Conference at Oak Park, Illinois.
●2016.11(シンポジウム:コーディネータ・講師)「英語らしさと<相同性> 文化と表現・スタイルについて考える」日本文体論学会 第110回大会 於 愛知産業大学
●2017.02 (研究発表)「フィッツジェラルドの英語」研究序章、日本F.スコット・フィッツジェラルド協会 2017年第1回東京研究会、明治大学駿河台キャンパス
●2017.05.13(講師)「初等・中等教育におけるアクティブ・ラーニングの現状」日本観光ホスピタリティ教育学会2017年度 第1回 研究会 於 跡見学園女子大学 文教キャンパス
●2017.06.17(シンポジウム:司会・講師)「英語教育と文学教育のはざまで」日本英文学会関東支部第14回大会 於 明治学院大学白金キャンパス
●2017.09.16(研究発表)「公共サインの客観的評価のための試み ―英訳にあらわれた「ズレ」からそれを探る―」(北陸先端科学技術大学院大学 本田弘之氏との共同研究)第40回社会言語科学会研究大会 於 関西大学 千里山キャンパス
●2017.09.23(ワークショップ・コーディネーター)「This Side of Paradise精読」日本F. スコット・フィッツジェラルド協会2017年度第2回東京研究会 於 杏林大学井の頭キャンパス
●2017.10.29(研究発表)「日本における英語が付された公共サインのスタイルの問題点 ―日本と諸外国の公共サインを比較して―」日本文体論学会第112回大会 於 近畿大学東大阪キャンパス
●2017.10.14(研究発表)「ハイスクール時代の作品から見るErnest Hemingwayの文体形成」日本アメリカ文学会第56回全国大会 於 鹿児島大学郡元キャンパス
●2017.10.14(ワークショップ・講師)「アメリカ文学作品を英語の教室でいかに扱うか; The Great Gatsbyの場合」日本アメリカ文学会第56回全国大会 於 鹿児島大学郡元キャンパス
●2018.07.27(研究発表)“Investigating Hemingway’s Apprenticeship: Has his Prose Style been Established from his High School Days?” XVIII International Hemingway Conference at The American University of Paris
●2018.07.27(Moderator)Hemingway’s Literary Style, XVIII International Hemingway Conference at The American University of Paris
●2018.09.29 (講演)「温泉マークは世界に通じるか? 街の公共サインを点検する」杏林大学公開講演会、於三鷹ネットワーク大学
●2018.10.07 (ワークショップ・講師)「教室の中のアメリカ文学:翻訳を積極的に使うことで日本語と英語の差異を意識させる」日本アメリカ文学会第57回全国大会 於実践女子大学
●2019.03.22(共同ポスター)嵐洋子、倉林秀男、田川恭識「入門・初級の日本語授業における媒介語としての英語使用の実態―授業動画の分析を通して―」
●2019.06.23(シンポジウムパネリスト)「文体を考える:公共サインのスタイルについて」日本文体論学会115回大会 於 大東文化大学板橋キャンパス
●2020.05.30 (対談)「だから翻訳は面白い 英文法だって面白い!」於 朝日カルチャーセンター新宿教室(文芸翻訳家 越前敏弥氏との対談)
●2020.09.18(講演)「文学作品を味わう―英文法をベースにヘミングウェイを読む」(一般社団法人日本翻訳連盟)
●2020.10.25(トークイベント)JACET 教育問題研究会主催「言語教育エキスポ 2000 補講」、「大学の英文法指導をめぐって--『ヘミングウェイで学ぶ英文法』『英文解体新書』の著者とともに」(北村一真氏、原田範行氏との対談)
●2020.11.05(対談)「英語の学習ノウハウ」 於 朝日カルチャーセンター新宿教室 (北村一真氏との対談)
●2020.11.06(トークイベント)「『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』刊行記念 倉林秀男×原田範行×柴田元幸オンラインイベント 英文学と英文法を楽しもう」 於 ジュンク堂池袋本店
●2021.05.23(シンポジアム:講師)「物語が動き出すクラスへ (検定)教科書をもっとおいしく」日本英文学会第 93 回大会、オンライン
●2022.03.20(講演)「文学作品の読解とその指導:正確な内容理解とその先にあるものを考える・考えさせる」日本英語教育英学会 第42回大会
●2022.06.11(講演)「文学作品も英語学習に―英語文体論的観点から考える作品の味わい方」−」日英言語文化学会年次大会
●2022.06.12(講演)「The Japan Times Alphaを使って英語学習を続けよう」ジャパンタイムズアルファ・オンラインセミナー
●2022.08.03(シンポジウム・発表)「The Great Gatsbyの『精読』と『解釈』を巡って」F. スコット・フィッツジェラルド協会2022年度 全国大会明治大学駿河台キャンパス
●2022.10.29(講演)「英文法で文学作品に迫る――ヘミングウェイの短編を中心に」上智大学英文学会第47回大会
●2022.11.18(講演)「街の公共サインを点検する−主に英語表記について−」2022年度 オンライン「都市デザイン実務講習会」
●2022.12.04(講演)「小さなことからコツコツと:英語がわかると言えるようになるまで」『英語長文のテオリア』『英語長文読解プラクシス』発刊記念セミナー
[学術論文]
●2000.09「Hemingway’s “The Short Happy Life of Francis Macomber”における視点と語りの分析」『英語文化研究』21号 獨協大学大学院
●2001.02「ヘミングウェイの文体なるもの-『フランシス・マコーマの短い幸福な生涯』をめぐって-」『英語文化研究』22号 獨協大学大学院
●2001.09「“The Short Happy Life of Francis Macomber”における衝突の構造-会話分析を中心として-」『英語文化研究』23号 獨協大学大学院
●2002.09「In Our TimeにおけるHemingwayの文体的「揺れ」の持つ効果」『英語文化研究』24号 獨協大学大学院
●2002.03 「Ernest Hemingwayの文体再考-Thought Presentationを中心に」『文体論研究』48号 日本文体論学会
●2003.02“The Early Style of Hemingway’s Short Stories”『英語文化研究』26号 獨協大学大学院
●2004.02“(In)Definite Article in Fiction: interpretation and effects”『英語文化研究』28号 獨協大学大学院
●2005.03「ヘミングウェイの“The Short Happy Life of Francis   Macomber”に見られる衝突の構造」『文体論研究』51号 日本文体論学会
●2005.06「会話分析を通してヘミングウェイ作品を読む “The Short Happy Life of Francis Macober”の場合」『ヘミングウェイ研究』6号 日本ヘミングウェイ協会
●2006.06「For Whom the Bell Tollsにおける文体 −定冠詞と不定冠詞から解釈へのアプローチ」『ヘミングウェイ研究』7号 日本ヘミングウェイ協会
●2007.03「中学校における英語教育の現状と諸問題」『杏林大学外国語学部紀要』19号 杏林大学
●2008.3「アーネストヘミングウェイの短編小説に見られる文体 “The Doctor and the Doctor’s Wife”の場合『杏林大学外国語学部紀要』第20号 (杏林大学外国語学部)
●2009.3 「広告とコマーシャルが語る英語の文化 -広告・コマーシャル表現に見られるオーストラリア」pp.161-174. 吉村耕治編『現代の東西文化交流の行方II -文化的葛藤を緩和する双方向思考-』大阪:大阪教育図書
●2010.03「E.A. Poeの詩とメタファー -Death Metaphorを巡る認知的解釈-」『杏林大学外国語学部紀要』第22号(杏林大学外国語学部)
●2011.03 (共著)「ESPとしての新しい『ビジネスイングリッシュ』の授業の構築とその語用論的背景」(倉林秀男・遠山菊夫)『杏林大学外国語学部紀要』第23号(杏林大学外国語学部)
●2012.03(共著)「英語教員養成における諸問題−教育システムの包括的点検と再構築に向けて−」(倉林秀男・海谷千波)『杏林大学研究報告 教養部門』第30巻(杏林大学)
●2013.3 (論文)「コミュニケーションを通した英語の学習指導―教員養成・研修の視点から―」.『杏林 大学研究報告教養部門』第31巻.杏林大学(海谷千波氏との共著論文)
●2016.3 (論文)「言語教育と文学教育の融合:英語文法に文学作品を使うことについて」『Encounters』第4巻 獨協大学外国語学部交流文化学科
●2016.3 (論文)「The Great Gatsbyにみられる文体的特徴」『杏林大学外国語学部紀要』第27号.
●2016.06(論文)「ヘミングウェイの文体を考える前に」『ヘミングウェイ研究』17号
●2016.06(論文)「ヘミングウェイの語りの文体」『ヘミングウェイ研究』17号
●2017.01 (論文)「英語教員養成に於ける意義のある文学教育とは」,『教職研究』第1号.桜美林大学
●2017.01(書評)「『パット・ホビー物語』F.スコット・フィッツジェラルド (著), 井伊順彦、今村楯夫 他 (翻訳) ,風濤社」『週刊読書人』2017年1月20日号
●2017.02 (論文)「英語科指導法に接続可能なアクティブ・ラーニングを取り入れた文学教育の可能性」,『教職課程年報』第11号.桜美林大学
●2017.03(論文)「コア・カリキュラムを見据えた英語科教育法のコースデザインのための現状分析」,『教職課程年報』第3号. 杏林大学
●2017.03 (論文)「文化とスタイルの英語らしさ」,『Encounters』第5巻.獨協大学外国語学部交流文化学科
●2018.03(論文)「日本に於ける公共サインの問題点:日本語のサインスタイルと英語のサインスタイルを巡って」、Encounters 6. 獨協大学外国語学部
●2019.03(論文・共著)嵐 洋子、倉林 秀男、阿部 新、田川 恭識、ジョージ アダムス、ワー 由紀「日本語教育における媒介語としての英語使用」、『杏林大学研究報告』36号、杏林大学
●2020.03-02(連載)『「老人と海」で学ぶ英文法』(大修館書店『英語教育』2020年4月号から1年間の連載)
●2022.04.08(論文)「情報の圧縮と留保が生み出す効果とそのスタイルの源流を探る」日本ヘミングウェイ協会編著『ヘミングウェイ批評:新世紀の羅針盤』 小鳥遊書房
●2022.04.08(論文)「ヘミングウェイの語りの文体」日本ヘミングウェイ協会編著『ヘミングウェイ批評:三〇年の航跡』 小鳥遊書房

[書籍]
●2022.10.10(共著)『英文長文のテオリア 英文法で迫る英文読解演習』Z会
●2022.10.11(共著)『シンプルで伝わる英語表現 ――日本語との発想の違いから学ぶ』ちくま新書
●2022.10.28(共著)『シートン動物記で学ぶ英文法』アスク出版
●2021『バッチリ身につく英語の学び方』(ちくまプリマー新書)
●2021『英文解釈のテオリア』(Z会)
●2020『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』(共著)アスク出版
●2019『ヘミングウェイで学ぶ英文法2』(共著)アスク出版
●2019『ヘミングウェイで学ぶ英文法』(共著)アスク出版
●2018『言語学から文学作品を見る:ヘミングウェイの文体に迫る』開拓社
●2017『街の公共サインを点検する』(共著)大修館書店
●2012「ニックのイニシエーションは成功したのか―文体論とヘミングウェイ研究の接点を求めて」、『アーネスト・ヘミングウェイ 21世紀から読む作家の地平』日本ヘミングクェイ協会 編所収(共著)臨川書店
●2012.7(事典編集・項目執筆)『ヘミングウェイ大事典』(今村楯夫・島村法夫 監修)勉誠出版
所属学会 日本文体論学会(会長)、日本ヘミングウェイ協会(運営委員、編集委員長)、日本英文学会(関東支部・編集委員)、アメリカ文学会、日本F.スコット・フィッツジェラルド協会など
ひとことメッセージ わたしたちの身の回りにはいろいろな<ことば>があふれかえっています。この<ことば>について観察をして、じっくり考えてみると、いままで気がつかなかったことに気がつくことができます。皆さんは、人と話していて、「なぜ、あの人の言っていることは信じられるのだろう」「なぜ、あの人の言っていることは嘘っぽいと思えるのだろう」と思ったことがあるでしょう。Twitterで炎上するのも<ことば>の仕業です。また、自分の考えを相手に伝えようとするときに、「うまく伝えられない」経験をしたことがあるかもしれません。さらに、「この歌詞すごく心に響く」とか「この小説は面白い」など感じたことがあると思います。すべて<ことば>が皆さんの心に働きかけているのです。こうした疑問に答えてくれる学問領域として「言語学」というものがあります。

<ことば>が皆さんの心に働きかけると、皆さんは笑ったり、泣いたり、感動したり、傷付いたり、励まされたりするのです。つまり、<ことば>の仕組みを知ることで、皆さんは上手な<ことば>の使い手(ときには「演じ手」)になるのです。最終的には、皆さんが「ある事柄に対して、自分の言葉でしっかりと意見を伝えることができるようになる」ことができればよいと思っています。また、言語学を学ぶことで、他人の考えに影響を受けることなく、自分自身の視点から物事を正確に捉え、自分の考えを持てるようになるはずです。真実は小さな声で語られるのです。大きな声に惑わされない、そういう人になってもらいたいと思っています。

 私に大きな影響を与えてくれていることばもあります。それは、劇作家の井上ひさし氏の次のような言葉です。
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」(「the座」vol 14. 東京 : こまつ座、p.16. 1989年9月)
この言葉を大切にしながら、皆さんと「ゆかいに」勉強していきましょう。
関連サイト 教員が語る研究することの面白さ