大学ホーム医学研究科教育・研究指導授業科目基礎臨床共通講義 I

基礎臨床共通講義 I

平成29年度(2017年度) 基礎臨床共通講義 I -医科学研究基礎講座-

基礎臨床共通講義 I -医科学研究基礎講座- は、医学研究科 各専攻の大学院生(第1年次)を対象とした共通講義(4単位)です。

【目的】
広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野について研究者として自立した研究活動を行うに必要な研究能力、及び将来学術研究の指導者たる資質養成の一助とする。

前期

講義時間 18:30 ~ 20:00
講義会場A 基礎医学研究棟3階 会議室
講義会場B 看護・医学教育研究棟1階 PC室

講義日 タイトル・担当教員 講義内容 会場
1 4月28日(金)
医学研究の倫理
苅田 香苗
(社会医療情報学)
医学研究計画立案にあたっての人権と倫理に関する基本的問題について考える。医学研究における倫理問題の歴史的背景を辿り、現行の倫理基準と倫理審査の状況を理解する。あわせて倫理委員会の役割や機能、インフォームドコンセント(同意書)等について事例を踏まえつつ学ぶ。
2 5月 9日(火)
薬物・薬品管理の基本
丑丸 真
(分子機能生化学
   毒物劇物管理委員会)
ホルマリンなど毒物・劇物・危険物の性質をまとめ、それらを保管・使用・廃棄する時の注意点を紹介する。
3 5月10日(水)
動物実験に関する基本的事項
神谷 茂
(感染症・熱帯病学
   実験動物施設部門)
動物の取扱いを含む基本的技術を学ぶとともに動物実験に従事する者の倫理原則としての4R (Reduction, Replacement, Refinement, Responsibility) を理解する。加えて医学部実験動物施設の利用方法についても知る。
4 5月30日(火)
英文論文作成の基本技術
杉山 政則
(消化器・一般外科学)
よい論文の条件は新知見があり、科学的で(研究デザイン、論理構造)、簡潔・明快なことである。研究の目的、結論、意義、独創性を明確に述べることが重要である。私の体験に基づいて英文論文作成のコツ、心理的ハードルへの対処法を解説する。
5 6月 1日(木)
疫学研究の基礎
苅田 香苗
(社会医療情報学)
疫学という学問の成り立ちと歴史、および疫学研究の分類とそれぞれの長所・短所について学ぶ。疫学研究における因果関係やエラーに関する実例を挙げ、マッチング・無作為化・層化などの手法により誤差やバイアスを制御する方法について検討を行う。
6 6月 8日(木)
遺伝子組み換えマウスの作成と解析
藤原 智徳
(細胞生理学)
遺伝子組み換えマウス作成の概略を簡潔に説明する。また、その技法を用いた生体機能の解析について、遺伝子改変動物を用いた研究例を紹介する。
7 6月14日(水)
質量分析計を用いたタンパク質解析
福冨 俊之
(分子細胞薬理学)
櫻井 裕之
(蛋白質・核酸解析部門)
質量分析計の基礎と質量分析計を用いたタンパク質解析およびプロテオミクスについて概説する。
8 6月29日(木)
がんの分子生物学と臨床検査
大西 宏明
(臨床検査医学)
がんの発症・進展・薬剤感受性に関与する遺伝子変化と、その臨床検査への応用について概説する。
9 7月 6日(木)
医学文献収集管理の技術
諏訪部 直子
川上 速人
(医学図書館)
医学研究に役立つ文献情報の探し方をPubMed、医中誌、Web of Science を使って学ぶ。また、文献管理ソフトRefWorks の紹介をする。
10 7月14日(金)
疫学研究の実践
苅田 香苗
(社会医療情報学)
統計的仮説検定の考え方とリスク指標について学び、実際に研究論文で使われる疫学指標についての理解を深める。比較のために標準化する方法や検査結果の精度など、医学データの統計解析に必要な基礎知識と実践能力を身につける。
11 9月 6日(水)
日程変更
 9月12日(火)
放射線腫瘍学
高山 誠
(放射線腫瘍学)
近年放射線治療は機能温存という観点から注目を受けている。しかしながら放射線治療に対する正しい認識は少ないのが現状である。癌治療における放射線治療の役割や意義、放射線治療を行う上での放射線生物学、放射線物理学や放射線障害・副作用などの基礎知識および実際の照射方法を中心とした放射線腫瘍学について講ずる。また定位放射線治療や強度変調照射(IMRT)などの最近の放射線治療の現況についても触れる。

後期

講義時間 18:30 ~ 20:00
講義会場A 基礎医学研究棟3階 会議室
講義会場B 看護・医学教育研究棟1階 PC室

   
講義日 タイトル・担当教員 講義内容 会場
12 9月21日(木)
統合された生体機能の理解に向けて
大木 紫
(統合生理学
   生体機能実験部門)
生体のもつ統合的な機能をリアルタイムに観察解析できる生体機能実験施設の概要を説明する。
13 9月25日(月)
SPSSを使った統計解析 基礎編1
高木 晴良
(東京医療保健大学)
単純集計から分散分析 B
14 9月27日(水)
SPSSを使った統計解析 基礎編2
高木 晴良
(東京医療保健大学)
カイ二乗検定から重回帰分析 B
15 10月 4日(水)
がん治療の現状と将来―高齢社会におけるがん診療―
長島 文夫
(腫瘍内科学)
超高齢社会に突入した日本では、高齢者のがん診療を行う機会が急増しています。現在のとり組みと現場の課題について説明します。
16 10月20日(金)
がんの生物学と病理学
千葉 知宏
(病理学)
腫瘍の発生、悪性化、増殖シグナルについて、病理学的な基礎事項とこれまで行ってきた研究内容を解説する。
17 11月16日(木)
日程変更
11月 1日(水)
がんの心理社会的側面、臨床試験、費用対効果と利害相反
古瀬 純司
(腫瘍内科学)
「がん」患者の心理的社会的状況と対応、がん治療の臨床試験、費用の問題、がん臨床や研究に関わる者の利害相反など基本的知識を理解する。
18 11月 8日(水)
慢性炎症性疾患―肥満症―
木﨑 節子
(社会医療情報学)
肥満症の病態形成の中心に全身性慢性炎症がある。そのメカニズムについて免疫系と脂肪組織の関連を中心に解説する。
19 11月14日(火)
遺伝子の単離とその機能の解析
青柳 共太
(分子細胞生物学)
分子生物学の基礎的な事項を概説した後、現在の基礎医学研究に不可欠な分子生物学的な手技・手法について解説を行う。
20 12月 5日(火)
形態学的研究の技法
川上 速人
(顕微解剖学
   電子顕微鏡部門)
生体を構成する組織・細胞の微細構築を解析する手技と、生体高分子の機能局在を調べる組織細胞化学の基礎的技術について解説する。
21 12月12日(火)
実験データのデジタル画像処理・解析
宮東 昭彦
(顕微解剖学)
顕微鏡写真等を題材に、デジタル画像の基本、論文投稿までの画像処理、ImageJ を用いたデータの数値化について解説する。
22 1月 9日(火)
放射線の基礎と医学研究への応用
小藤 剛史
(RI部門)
放射線・放射性同位元素(RI)の基礎知識を概説し、実際の基礎医学研究への利用方法や応用について講義を行う。
23 2月 5日(月)
研究成果発表の技術
今泉 美佳
(分子細胞生物学)
学会発表は自分の研究成果の重要性をアピールするチャンスである。説得力のある発表スライドやポスターを製作し、効果的な発表を行うためのスキルを講義する。
24 3月 5日(月)
フローサイトメトリーの基礎と応用
高橋 良
(FCM部門)
フローサイトメトリーとは、どのような測定装置なのかを紹介し、実験での実際の使用方法と応用を解説する。
25 調整中
統計学セミナー
   

 

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