大学ホーム医学研究科教育・研究指導研究室・研究グループ解剖学教室

研究室・研究グループ紹介:解剖学教室

解剖学教室は、肉眼解剖学部門と顕微解剖学部門から構成されています。

肉眼解剖学部門

解剖学教室(肉眼解剖部門)は人体解剖が教育・研究の主領域ですが、個々の教員は、人体・動物の隔てなく、それぞれのテーマに沿って研究を行っております。研究にあたっては、肉眼解剖学や臨床解剖学的視点から、組織化学・電子顕微鏡などの手技も用いることで、特定の領域や手技・方法にとらわれないことを旨としております。各教員は他大学の研究者との交流や共同研究ならびに情報交換を密接に行っており、それぞれの領域で研究成果をあげています。

現在、顔面・口腔領域の組織解剖学、神経線維投射、ホルマリンフリー固定液の調査、臨床解剖学ならびに医学教育などの分野で研究を進めており、平成29年には腎臓を中心とした研究テーマを携えて新任教授が着任されました。今後はさらに広汎な医学領域での研究成果が期待されます。各教員が人体に対する広い視野をもった研究活動を進めることを基本方針としており、狭い領域にとらわれないよう対応しております。

 

主な研究領域

胎児頭蓋の形態形成、顔面・口腔領域とくに耳下腺領域の組織解剖学、神経線維投射の組織解剖学、臨床解剖学

最近の業績

論文

  1. Amano K , Mitsukawa N , Harada T, Aizawa S, Shimada K: Study of human Wharton's duct structure and its relationship with salivary flow, Italian Journal of Anatomy and Embryology, 2017 (in press).
  2. Amano K , Amano O , Matsumura G, Shimada K: Distribution and roles of substance P in human parotid duct, Italian Journal of Anatomy and Embryology 121 (N3): 219-225, 2016.
  3. Amano K: Topics in embryology. Chapter 1, Morphological study of the facial and skeletal muscles. Germany, Avid Science, 2016.
  4. Amano K , Moriyama H , Shimada K, Matsumura G: Study of human adult parotid duct in the area of penetration through buccinator muscle and their functional relationship as a sphincter, Italian Journal of Anatomy and Embryology 118 n.1: 6-18, 2013.
  5. Matsui T, Hongo Y, Haizuka Y, Kaida K, Matsumura G, Donna M Martun, Kobayashi Y:C-terminals in the mouse branchiomotor nuclei originate from the magnocellular reticular formatin. Neuro Letters 548: 137-142, 2013.

著書

  1. Amano K: Topics in embryology. Chapter 1, Morphological study of the facial and skeletal muscles. Germany, Avid Science, 2016.
  2. 松村讓兒:イラスト解剖学 第9版 2017.
  3. 松村讓兒:いらすと はじめての解剖学. 東京, 医学評論社 2015.
  4. 松村讓兒:図解 機能形態学.東京, 南山堂 2015.
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顕微解剖学部門

研究の概要と大学院指導

顕微解剖学部門は、大学院教育において顕微解剖学と組織細胞化学を担当しています。主たる研究テーマは、組織細胞化学的手法を用いた組織・細胞の機能的構造の解析です。光学顕微鏡(共焦点レーザー顕微鏡等)や電子顕微鏡レベルでのアプローチが中心になりますが、必要に応じて生化学的、分子生物学的手法も用います。実験材料としては全身の殆どの器官を対象とし、正常組織のみならず各種疾患(癌、糖尿病など)の組織や疾患モデル動物、発生異常なども扱います。免疫組織細胞化学、in situ hybridization、遺伝子導入などの手法を用いて、各種生体成分の局在と機能を解析します。大学院共同研究施設電子顕微鏡部門とも緊密に連携しています。

教育スタッフは4名で、次項に述べるような様々な研究テーマに沿って研究並びに大学院教育が行われています。それ以外にも、他の専門分野の大学院に籍を置いた院生や他教室の研究者が独自の研究テーマのもとで組織細胞化学的研究のために来訪する例も多く、そのための様々なサポート体制もとられています。また、他大学、他研究機関との共同研究も活発に行われています。

講座創設以来、当研究部門での研究成果を基にして学位を取得した研究者は学内外含めて100名以上に及びます。

研究テーマ

ラット小脳皮質プルキンエ細胞体のゴルジ装置(G)における糖脂質(GQ1b)の発現.
透過電顕像.HRP 標識法により包埋前染色.
ラット大動脈における O-GlcNAc 転移酵素の局在.
O-GlcNAc 転移酵素(赤)、アクチン(緑)、核(青).

現在、以下のようなテーマに沿って研究が行われています。

  • 糖脂質の組織細胞化学的局在
  • 癌転移過程における血小板と糖鎖の関与
  • 糖尿病における O-GlcNAc 及び O-GlcNAc 転移酵素の機能解析
  • 細胞外マトリックスの組織細胞化学的検討
  • 皮膚の発生における Homeobox 遺伝子の機能解析
  • 精細管上皮周期、精上皮の波の形成機構
  • 下垂体前葉ホルモン分泌細胞の性質とその分泌調節
  • 糖質生合成関連分子の組織及び細胞内分布の検討

各研究テーマの詳細は顕微解剖学部門のサイトを参照して下さい。

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