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臨床工学科心臓外科手術

人工心肺装置の操作

オペの準備に取りかかる臨床工学技士

心臓の疾患を治療する心臓外科手術では、心臓の拍動を停止させて手術をおこないます。そのため、術中に停止させている心臓の機能を代行する装置が必要になります。また、心臓を包むように肺があるため、心臓の手術中は、肺の動きも止めなければなりません。そこで、術中に心臓と肺の機能を代行する装置が人工心肺装置です。

臨床工学技士は、手術の進行にあわせて人工心肺装置を操作します。手術をうけられている方の心臓の働きを、時間をかけて徐々に低下させてゆきます。それに応じて人工心肺装置をゆっくりと動作させはじめます。このようにして心臓と肺の機能を、穏やかに機器にバトンタッチします。臨床工学技士は、人工心肺装置の動作状況や患者監視装置の値の把握は無論、様々な手術の状況、展開に応じて、安全で臨機応変な対応が要求されます。 また、人工心肺装置のセットアップやメンテナンスも、臨床工学技士の重要な仕事です。

  • *オペ室で利用する麻酔器や電気メスなどの保守点検も大切な業務です。
  • *画像は本学付属病院でオペの準備に取りかかる臨床工学技士