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診療放射線技術学科メッセージ

最先端医療に欠かせない診療放射線技師

診療放射線技師という職業名を聞いて皆さんはどのような印象をお持ちですか?「あぁ、レントゲンを撮る人?」という回答が最も多いと思います。しかし医療施設で働く診療放射線技師の仕事は皆さんが想像している以上に非常に多くの業務がありますし、高度な専門分野の認定資格取得に向けての勉強のほか、社会人大学院生として最先端技術を駆使した研究に取り組む方々が多くいます。

診療放射線技師は医師または歯科医師の指示内容と、その患者さんの状態からどのような画像を提供すれば最良の検査ができるか、ということを常に考えて検査や治療業務をしています。最良の医療を提供するには、高い倫理観の醸成や、社会・経済の基礎知識、国際化への適応、コミュニケーション能力の習得など、チーム医療におけるスタッフの一員としての高い能力を身につける必要があります。

時代の変化に応じて診療放射線技師教育も常に進化しています。これまで静脈注射は医師や看護師にしてもらう必要がありましたが、法律が変わり、診療放射線技師も検査薬投与のため静脈注射をします。本学科では保健学部9学科2専攻だけでなく、医学部、総合政策学部、外国語学部との連携をはかったカリキュラムが組まれ、知識や技術だけでなく、広い視野を持った診療放射線技師教育を提供しています。

こうした教育を行うには学内の整備も充実している必要があります。本学科では3T(テスラ)高磁場MRI装置、マルチスライスCT、SPECT/CTといった大型医療機器が揃っており、その全てが新しい装置で教育・研究用に使用されます。また、臨床実習は本学付属病院をはじめ、関東近県の医療施設で実践的かつ高度な臨地教育を実践しています。

本学では他の教育施設にはない、様々な特徴あるカリキュラムを組んでいます。机上の知識だけはなく、それを実習によって知識の定着をはかるため、非常に多くの演習・実習科目がありますし、卒業研究も必修科目です。さらに、認定資格レベルの非常に高度な内容を4年生の選択科目として配置しています。特に興味のある分野をより深く学べる環境を提供しています。また米国の教育機関や医療施設で講義や実習が行えるカリキュラムもあります。

杏林大学保健学部診療放射線技術学科は、ちょっと忙しい学生生活になるかもしれませんが、メリハリのあるとても充実した大学生生活を送れると思いますし、卒業後もさらなる飛躍が出来る人材育成に尽力しています。