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臨床検査技術学科白血病に挑む

白血病は血液のがんです。昔は難治性の病気でしたが、現在は白血病治療薬や骨髄移植で完治する症例が急速に増えており、その陰には、臨床検査技師の活躍があります。臨床検査技師は、顕微鏡下で血液細胞の形態を、フローサイトメーターで細胞の分化・成熟段階を詳細に解析し、白血病細胞の発見と、診断に必要な情報を適切かつ迅速に医師に提供しています。

白血病の原因は判明しているわけではありませんが、おそらく遺伝子異常が関与しています。そのうち、骨髄で血液を作り出す細胞が、出生後に染色体異常(フィラデルフィア染色体:染色体相互転座)を生じ、異常に増殖するケースがあります。このような遺伝子・染色体異常を調べる検査も、臨床検査技師の仕事です。

こうした臨床検査による的確な情報と新たに開発された薬物療法が画期的に実を結んでいます。

相互転座染色体
相互転座染色体
白血病細胞(慢性骨髄性白血病)
白血病細胞
(慢性骨髄性白血病)