健康福祉学科での学び方の導入として、健康科学や福祉分野の現状と問題点の概略を講義やグループ学習等の多様な学習形態で学ぶ。大学での学びの指針となるインストラクション、学習者間のコミュニケーションの促進を意図したグループディスカッション、課題を設定した協同学習などを通じ、保健医療の専門家として本学科で学ぶべきことを自発的に見いだすことを目標として本授業を設定している。
本実習では質問紙を用いた調査を企画実施し、実践的に統計解析と報告書の作成およびプレゼンテーションの基礎を学ぶ。健康問題の現状把握や課題解決を目的として様々な調査が実施されているが、本実習で学ぶ技法は、卒業研究や社会における健康と福祉・教育の現場に活用できる重要な基礎技能を涵養する。
健康福祉学科は、国家資格である社会福祉士の養成課程を設置している。本実習は、社会福祉士国家試験の受験に必須であって、厚生労働省の指定する社会福祉施設、相談機関等において3年次に 180 時間以上の現場実習を行う。杏林大学医学部付属病院での実習指導は、医療従事者らと一つのチームになって働く医療ソーシャルワーカー(MSW)による指導を受ける。
本学付属病院にて2週間の臨床実習を行い、患者に対して行われる看護、診察、検査、処置の概略を理解する。実習により獲得される貴重な実践知は、養護教諭として学校保健室での子どもへの対応(主訴聴取、問診、救急処置等)に要求される実践力を醸成する上で 重要な意義を持っている。
履修モデルや講義科目の概要・目標・授業計画(シラバス)、配当年次などは、下記をご参照ください。